世界浪曼派<br> ミクロコスミ

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世界浪曼派
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  • サイズ A5変判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907986551
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

内容説明

境界都市トリエステ、小宇宙への旅。現代イタリア文学の巨匠による最高傑作にして、ストレーガ賞(1997年)受賞作、ついに邦訳刊行。

目次

カフェ・サンマルコ
ヴァルチェッリーナ

ネヴォーゾ山

アッシルティディ
アントホルツ
市民公園
丸天井

著者等紹介

マグリス,クラウディオ[マグリス,クラウディオ] [Magris,Claudio]
1939年、イタリア・トリエステに生まれる。現代イタリアを代表する作家、批評家、翻訳家、研究者。1994年から96年まで、イタリア共和国元老院議長。トリノ大学卒業後、ミラノ大学、トリエステ大学で教鞭を執る。その膨大な知識と博学を駆使して数多くの著作を発表しており、オーストリア国家賞(2005)、スペイン芸術文学勲章(2009)、フランツ・カフカ賞(2016)など受賞・受勲多数。『ミクロコスミ』は、イタリア文学最高の賞とされるストレーガ賞(1997年度)受賞作

二宮大輔[ニノミヤダイスケ]
1981年、愛媛県に生まれる。関西学院大学卒業後、イタリアに留学。2012年、ローマ第三大学文学部卒業、現在は、通訳・翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

62
こちらもノーベル文学賞候補として度々名前が挙がる作家の代表作。ありふれた人々の生やヨーロッパの歴史がモザイク状に結合され、一種の稠密なジオラマのようなものを形作っている。小説というよりは旅行記やエッセイ集に近い。文化や風俗、自然描写と哲学的な記述は、それぞれが短いながらも圧倒的な密度と量で、広大な空間に放り出されているような感覚に陥る程である。長時間読み続けていると膨大な情報量に酩酊しそうになった。イタリアの一角、まさしくサンドボックス状の「小宇宙」を体感できる途方も無い作品。2022/02/03

hiroizm

22
伊北東部の都市トリエステを中心にイタリア北部とアドリア海沿岸をめぐる歴史紀行文学。自分も知らなかったがトリエステは第一次大戦まで独・オーストリア帝国の領地。この本に書かれた地域は南欧、独墺スラブ系、そして独自独立の気風を持った人々が混在する境界地帯。その土地柄イタリア独立運動、ファシズムの台頭、世界大戦から東西冷戦という歴史に翻弄され数奇な経験をした人々も多い。登場人物の多さと過酷な運命に眩暈を覚えるが、様々なエピソードは読み応え十分。欧州って大きく括りがちだが細部はまさに小宇宙。読んでよかった。2022/03/24

まこ

12
旅には帰還がつきものであるかの様に、カフェサンマルコから始まり、近くの公園で終わる。描写されるものは地形に歴史の跡、老人といつの間にか当たり前にそこにあるもの。当たり前の裏にある隠れた存在も現れる。語り手もいつかは老いて居て当然の存在になっていく事が最終的に暗示されていた2022/02/21

まこ

8
各章で舞台となる場所を1日かけて歩いてみる。自然を感じ、ガイドブックにも載っていない場所や人が何気なく登場。場所を肌で味わうってこういうことか。街の中でも自然の場所でも似たような感覚を持ち、宇宙全体が動いているような。最終的には元に戻って旅の終わりとなる2024/03/13

warimachi

5
夥しい量のエピソードが詰め込まれているが、文体からくる読み心地は軽やかさを持っていて良い。共和国の本を読むのは確か2冊目だが、価値の高い作品を出版していると思う。2022/04/23

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