世界浪曼派<br> 夜明けの約束

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世界浪曼派
夜明けの約束

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  • サイズ A5変判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907986407
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

史上唯一ゴンクール賞を2度受賞したロマン・ガリの代表作。ロシア系移民の母子愛と精神の遍歴を描いた、戦後を代表する自伝小説。狂おしいまでの母の愛を、全身で受けとめる私の愛。純粋なふたつの愛の遍歴――。謎の多い作者の半生が赤裸々に語られる最高傑作。

史上唯一、ゴンクール賞を2度受賞した作家で外交官、女優ジーン・セバーグの伴侶にして、拳銃自殺を遂げたロマン・ガリ。その代表作であり、戦後フランスを象徴する自伝小説の白眉、ついに刊行。

 

夜明けの約束

 

 

訳注

ロマン・ガリ年譜

 

訳者解説

ロマン・ガリ[ロマン ガリ]
出生名、ロマン・カツェフ。フランスの小説家、映画監督、外交官。1914年、ロシア帝国領ヴィリア(現在のリトアニア共和国ヴィリニュス)に生まれ、1980年、パリの自宅で自殺。35年、フランス国籍を取得。第二次世界大戦では空軍に参加し、対独戦に従事。戦後は外交官として各国を転任しつつ、戦後フランスを代表する小説家として活躍する。
主な作品に、『白い嘘』(1944)、『自由の大地』(1956、ゴンクール賞受賞)、『白い犬』(1970)、『これからの一生』(エミール・アジャール名義、1975、ゴンクール賞受賞)、『ソロモン王の苦悩』(エミール・アジャール名義、1979)がある。
自作の短篇小説を原作にした映画『ペルーの鳥』(1965)では、妻ジーン・セバーグを主演に監督を務めた。

岩津 航[イワツ コウ]
1975年、大阪府に生まれる。関西学院大学大学院を経て、パリ第四大学博士課程修了、博士(文学)。現在は、金沢大学人間社会学域准教授。専攻は、フランス文学、比較文学。
主な著書に、『死の島からの旅――福永武彦と神話・芸術・文学』(世界思想社、2012)、『近代日本とフランス象徴主義』(共著、水声社、2016)、『文学海を渡る――〈越境と変容〉の新展開』(共著、三弥井書店、2016)など。訳書に、ウーク・チャング『キムチ』(青土社、2007)などがある。

内容説明

史上唯一、ゴンクール賞を2度受賞した作家で外交官、女優ジーン・セバーグの伴侶にして、拳銃自殺を遂げたロマン・ガリ。その代表作であり、戦後フランスを象徴する自伝小説の白眉、ついに刊行。

著者等紹介

ガリ,ロマン[ガリ,ロマン] [Gary,Romain]
出生名、ロマン・カツェフ。フランスの小説家、映画監督、外交官。1914年、ロシア帝国領ヴィリア(現在のリトアニア共和国ヴィリニュス)に生まれ、1980年、パリの自宅で自殺。35年、フランス国籍を取得。第二次世界大戦では空軍に参加し、対独戦に従事。戦後は外交官として各国を転任しつつ、戦後フランスを代表する小説家として活躍する

岩津航[イワツコウ]
1975年、大阪府に生まれる。関西学院大学大学院を経て、パリ第四大学博士課程修了、博士(文学)。現在は、金沢大学人間社会学域准教授。専攻は、フランス文学、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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どんぐり

82
女優ジーン・セバーグの夫で、拳銃自殺で最期を遂げたフランスの作家ロマン・ガリ(1914-1980)の自伝小説。ピエール・ニネとシャルロット・ゲンズブール主演で映画化されている(『母との約束、250通の手紙』)。バカロレアに合格し、フランスに帰化し、法学士号を取得し、兵役を済ませパリ政治学院を卒業して「外交官の道」に入る母の夢を託されたガリの「あんたの眼を見ると、お母さんは夢を見てしまうのよ」というママンの呪縛から逃れられなかった軌跡。→2022/08/03

燃えつきた棒

53
作者のロマン・ガリは、フランスの小説家、映画監督、外交官。 1914年、ロシア帝国領ヴィリア(現在のリトアニア共和国ヴィリニュス)に生まれ、1980年、パリの自宅で自殺。 「自由の大地」(ロマン・ガリ名義)と「これからの一生」(エミール・アジャール名義)で二度のゴンクール賞を受賞。 おまけに二番目の妻は、女優ジーン・セバーグと現世の栄光を全て手に入れたような生涯なのに、最後が自殺とは。 作者自体が、なんだか謎めいている。 2018/02/07

ケイトKATE

26
女優として成功できなかったことから、息子に成功を託そうと愛を注ぐ母親と、母親からの大きな期待に必死に応えようとする息子。はっきり言ってマザコン小説であるが、読んでいるとマザコン小説と切り捨てることができないものがある。ユダヤ人として生まれ、東欧からフランスに移住して成功を収めることは、非常に苦労があったはずであり、さらに戦争に巻き込まれながらも生き抜くことができたのは、母親の愛が支えになったからだと思う。ロマン・ガリにとって、この本は母親へのオマージュである。2021/05/08

かふ

24
映画『母との約束、250通の手紙』でシャルロット・ゲンズブールの母親役が素晴らしくって、原作もすぐ読めるだろうと思っていたが結構難儀だった。毒親の影響を受けつつフランスの騎士道精神を全うするように育てられた作家が、ほぼ母親の言う通りに成っていくのだが、その半生を自虐的に描いている。「ドン・キホーテ」の近代フランス版というような。サンチョ・パンサはそれを導く母親だ。ロシアでそれほどでもない女優から事業(帽子屋)をしたが詐欺めいたことで破産する。その時に母親が宣言する言葉が彼の運命を決めた。2020/05/05

ふるい

14
すばらしかった。傑作だと思う。母と子の重い鎖のような絆、母の期待に必死に報いようとする子供の姿に、心が締め付けられる。最後まで読み終わって、主人公ロマンの、そして作者のガリ自身の、自らの思う生を全うした安堵のほほえみを浮かべた顔が見えた、気がした。2018/01/11

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