内容説明
ドストエフスキーはなぜ戦争を讃美したのか?!露土戦争聖戦論、コンスタンチノープル領有宣言、ユダヤ・カトリック陰謀論、平和主義批判…これまで黙過されてきた最晩年の労作『作家の日記』から、一筋縄でいかない文豪の知られざる実像に迫る。
目次
第1章 ドストエフスキー対トルストイ
第2章 民衆への同情が『悪霊』を導く
第3章 ドストエフスキーとロシア民衆
第4章 ドストエフスキーの見たロシアの近代
第5章 近代を乗り越えてゆくロシア
第6章 ドストエフスキーの戦争論
第7章 コンスタンチノープル領有論と反ユダヤ主義
第8章 スラブ主義の思想家―ホミャーコフとダニレフスキー
第9章 ドン・キホーテとジョルジュ・サンド
第10章 プーシキン記念講演と世界の調和
著者等紹介
三浦小太郎[ミウラコタロウ]
1960(昭和35)年東京生まれ。現在、アジア自由民主連帯協議会事務局長。北朝鮮やアジア諸民族の問題に取り組むとともに、「正論」「Hanada」「月刊日本」などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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