出版社内容情報
ガッツ星人、ペロリンガ星人、タッコング、ツインテール、キルギス星人-ー
斬新な発想で、怪獣デザインの可能性を広げたその偉業を一冊に!
2022年10月に七回忌を迎えた池谷仙克氏は特殊美術デザイナー、美術監督として、円谷プロダクションや宣弘社などの特撮テレビ番組の美術、キャラクターデザインに携わったほか、映画美術やCMの世界でも活躍。日本の美をたくみに取り入れた独特の世界観で多くのファンを獲得しました。本書は、その池谷氏が残した様々なデザイン画、イメージボードを初出も含め可能な限り蒐集、掲載するものです。古くは放送開始55周年を迎えた『ウルトラセブン』や『シルバー仮面』といった往年の特撮作品から、平成ウルトラマン第一弾となった『ウルトラマンティガ』まで、現存する怪獣デザインを余すところなく収録。これらに加え、鈴木清順監督作品『陽炎座』『夢二』や、日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した『写楽』『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』などの映画やCMのアートワークス、さらにはオリジナル怪獣や私的スケッチまでを収録。池谷氏のファンや特撮ファンはもちろんのこと、映画好きの読者さまにもご愛顧いただけるアートワーク集になっております。
収録作品
『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『帰ってきたウルトラマン』『シルバー仮面』『ミラーマン』『アイアンキング』『ファイヤーマン』『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』『大怪獣奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』『あさき夢みし』『歌麿 夢と知りせば』『陽炎座』『さらば箱舟』『悪徳の栄え』『帝都物語』『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』『夢二』『写楽』『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』『D坂の殺人事件』『姑獲鳥の夏』『シルバー假面』ほか/その他CM作品、京都撮影時の寺院スケッチ、オリジナル怪獣画など。
池谷仙克小伝
原口智生/藤澤順一/樋口尚文
内容説明
異形にして、完成された美。掲載デザイン画約450点。
目次
テレビ作品(『ウルトラマン』(1966)
『ウルトラセブン』(1967)
『怪奇大作戦』(1968) ほか)
映画作品(『曼陀羅』(1971)/『あさき夢みし』(1974)
『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』(1972)
『歌麿 夢と知りせば』(1977) ほか)
コマーシャル作品(「ジムニー」/「お~いお茶」/「めんつゆ」/「ザ・プレミアム・モルツ」;「日本のこころ」(1970)撮影時京都スケッチ)
著者等紹介
池谷仙克[イケヤノリヨシ]
1940年8月31日、東京都八王子市生まれ。武蔵野美術大学在学中から映像業界に関わり、円谷プロダクションの『ウルトラマン』(66年)に特殊美術助手として参加。『ウルトラセブン』(67年)後期からは怪獣やセットのデザインを担当し、『怪奇大作戦』(68年)の本編美術のほか、『帰ってきたウルトラマン』(71年)や『シルバー仮面』(71年)、『アイアンキング』(72年)、『ファイヤーマン』(73年)などの怪獣デザインを手がける。1969年、盟友・実相寺昭雄を中心としてコダイ・グループを作成。『無常』(70年)以降、映画の美術の分野でも活躍し、鈴木清順、寺山修司、相米慎二、篠田正浩といった監督の作品を担当。また、舞台など多分野で活躍し、特にCMでは多くの美術を手がけた。『写楽』(95年)、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』(97年)では日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞している。2016年10月25日没。享年76(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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