内容説明
ハングルとの偶然の出会い、その魅力に引き込まれ、森の奥へ奥へと手探りで進んでいく。好奇心にきらめく十五年の歳月、読点を打つようにまとめた一冊。
目次
基礎編(ハングルの森;韓国語教室;幸福のかたち;とうがらし文化;虹は七色 ほか)
応用編(Koreaの風;韓日混沌;冬の旅;夏の旅;太陽をつかめ ほか)
著者等紹介
加藤隆枝[カトウタカエ]
1961年秋田市生まれ。1980年「短歌人」入会。1994年『飛びたる鳥がどこまでも』(本阿弥書店)日本歌人クラブ東北地域ブロック優良歌集賞。現在、「短歌人」同人、現代歌人協会会員、日本歌人クラブ秋田県幹事、秋田県歌人懇話会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumicomachi
2
2019年7月刊行の秋田出身在住の著者の第4歌集。あとがきによれば著者は、2003年頃出会ったハングルの面白さに魅せられNHKの語学講座で独学をはじめたという。2010年には第3歌集『さくらあかり』を上梓したが、その時それまでのハングル混じりの歌は外し、今回念願のハングルにちなんだ短歌だけの集を出版。ハングル混じりカタカナのルビの多用、注も添えられ「基礎編」「応用編」からなるユニークな歌集だ。〈大空にハングル記すごとしとも折れ曲がり光りつつ飛ぶつばめ〉〈黙ふかく独立記念館出でて近くの店主にいたわられおり〉2019/07/16