ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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ここで唐揚げ弁当を食べないでください

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408538693
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1万部を突破した伝説的ヒットの自費出版エッセイ集、
新たに17篇を加え、待望の商業出版!

一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ捧げます。


◎又吉直樹さん・蓮見 翔さん・松本壮史さん 大推薦◎
笑いも、恥も、傷も、忘れ去った記憶さえも尊いものだと気づかせてくれた。
感情が論理を超え、愚かさに光が宿る。そんな本当の瞬間が綴られた作品を、心から祝福したい。
(又吉直樹さん)

何にもいいことないなって思ってる人は読んでみてください。あ、これ確かにいいことだわって気づけるものがたくさん詰まってます。僕はこの本を読んでから、外を歩く時に楽しいと思える瞬間がちょっとだけ増えました。
(蓮見 翔さん/ダウ90000)

ぼんやり不安を抱えながら、のんきな文体で東京の街を軽快に彷徨う。
磯丸水産で、バルト9の帰り道で、荻窪のスーパー銭湯で。すごく個人的なことばかり書かれているのに、たまに記憶の奥底とシンクロしてはちきれそうになった。
みっともないことばかりだけど、よく見たら日々はそれなりに光ってるのだと教えてくれる。
(松本壮史さん/映像ディレクター)


23区に上京したある女の子の東京での生活を中心としたエッセイ集。
せわしない日々からこぼれていく感情や体験をユーモアたっぷりに掬いあげる文章に心がほぐれる全40篇。

※挿絵・装画:佐治みづき

内容説明

東京での生活を中心とした心がほぐれるエッセイ集。伝説的ヒットの自費出版本、新たに17篇加えついに商業出版!

目次

東京生活(ここで唐揚げ弁当を食べないでください;渋谷寮の初夏;仮眠と青山 ほか)
それから(京都へゴー;星飛ぶ;ジャングルジムの頂で待つ ほか)
あたらしい東京生活(あたらしい街には;しっぽだったらよかったな;私の動物 ほか)

著者等紹介

小原晩[オバラバン]
1996年、東京生まれ。2022年、自費出版(私家版)にて『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を刊行。2023年に『これが生活なのかしらん』(大和書房)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

130
図書館の新刊棚にあってタイトルが気になり手にした。自費出版(2022年)のエッセイ集が遂に商業出版と帯にある。「へぇ~」で、このタイトル・・東京生活社会人一年目のエピソードに笑ってしまった。って、八王子生まれの作者なんだよなぁ(笑)23区外は東京って言わないの?それはともかく、掴めそうで掴まない(私は)でも、何となくわかったり、分からなかったりの面白いエッセイに出会った年末。 2024/12/27

みねね

40
新居のあたらしいソファで読み切った最初の本になった。/素人にしては卓越した描写だなぁという感想は、印税生活をする相手には使えない。私家版と本作で追加された内容との文章の差に、そのような作者本人の覚悟や緊張が読み取れたような気がする。もっと序盤みたいに、話の終わりに気の抜けた短歌を挿入するくらいでちょうどいいのではないか。いや、それではプロとしては通用しない。この相反する感じと今後どう戦っていくのか楽しみである。2025/01/04

iku

20
タイトルが気になって手に取った初めましての小原晩さん。若い彼女ならではの瑞々しい感性や素直な文章。のっけから美容師業界でのお仕事はブラック(厳しい)のだなと思わされながらピュアでかつ自分を俯瞰した文章で綴られる友や恋人とのひとときやコーヒーを含む食べ物の描写に心が綻んだ。深夜の映画館やブランコは未経験のままアラフィフになってしまった私だがブランコに乗ると自由を感じた気持ちには共感できた。 家族のことを綴られた回転寿司と4人家族から、急につめたくなるもの、兄のガニ股が特に秀逸。涙と笑いで心がぎゅっとなった。2025/01/15

安藤

12
又吉がおすすめしてたので買ったけど面白い、エッセイ読むの初めてやけどこんな感じなんね。 あっさり、ほっこりで癒されるし、笑える。2024/12/27

カリスマ

11
大好きな又吉さんがオススメしてたので購入。芯の強い感性を持っていて、それが文体に表れていて、著者のエピソードを読むと、自分の過ごしている何気ない日常が実はかけがえがなく尊いものだと気づかせてくれる、そんなエッセイ。とても面白かった。「深夜◯時を超えて、ひとりでブランコを全力で漕ぐ大人ってどうなのだろうと客観しするのは言語道断、もっての外でございます。自由とは主観なのです。」「女の子夜道は危ない送ります君が好きですでも無職です」「だれかのしあわせをねがうとき、私はしあわせなのだと思う。」2024/12/17

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