いのちと塩―新・生命の創世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784907807030
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0077

内容説明

塩を取りすぎると身体に悪い?高血圧、成人病の原因は塩にある?これまでのまちがった塩の常識を覆す。生化学と塩の専門家が長年の研究の末に著した画期的な一冊。

目次

第1章 二つの出会い
第2章 命が求める塩の探求
第3章 「還元力を持った塩」の還元力
第4章 ミネラルが解く「還元力を持った塩」の謎
第5章 生体内におけるミネラルの作用、水のはたらき
第6章 いのちと塩の物語
第7章 「還元力を持った塩」が問いかける人間社会の未来

著者等紹介

佐藤稔[サトウミノル]
医学博士。東京家政学院短期大学助教授。1970年上智大学理工学部化学科卒業・東京女子医科大学医学博士。専門分野は公衆衛生学、環境科学。現在は酸化還元電位と食品、そして還元力を持った塩の研究を行い、失われつつある人間の生命力の復元と自然の力を生かした画期的ライフサイエンスを提唱している。体によい影響を与える食品か否かを生化学的に検証し、本来の生命の成り立ちと様々な成人病、現代病への新しい処方箋の提案を行い、多くの研究機関から注目されている。著書に『食品衛生学』『公衆衛生学』(共に共立出版)『生活・環境・資源のための化学概論』(講談社)等がある

佐藤秀夫[サトウヒデオ]
本名/上田秀夫。塩研究家・金評論家。1959年明治大学商学部商学科卒業。塩の研究・開発を主とする(株)ハイメール代表取締役。1977年、韓国で僧侶の断食修行食(還元力を持った自然塩)に出会い、急性アルコール性肝炎から劇的に回復する。以来、塩の調査・研究・開発に没頭する。2000年より日本学術振興会の酸化還元現象を本格的に研究する「レドックス生命科学研究会」に研究委員として参画。また、1973年の日本の金輸入自由化に伴い、(株)田中貴金属工業の顧問に就任し、金の正しい知識普及と啓蒙書を著した日本で唯一の金評論家でもある。主な著書に『金の常識』『金の研究』(共にプレジデント社)等がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

2
第一章の「白い粉」で体の不調が治ったエピソードを読んだ時は、あまりに効き目が劇的すぎて、思わず健康食品やダイエット食品のコマーシャルを連想してしまったのですが、第二章以降は分子化学や生命科学の話が中心で、ぐいぐい引き込まれました。(終盤は少々スピリチュアル寄りな内容になっていますが。) 塩の需要は食用よりも工業用が圧倒的に多いとは意外でした。「農耕的製造から工業的生産に移せば塩の値段が安くなる」という理由で、日本の伝統的な塩田が消えてしまったという話は、いかにも日本的な失策だと思いました。2013/08/29

D21 レム

2
「還元力のある塩」の話。韓国のこの塩で病気から復活する話は読んでいて気持ちがいい。世界で塩を自給できないのは日本だけという話には、危機感。英国紳士がおだやかなのはカルシウムを多量に摂取しているから(英国は土壌にカルシウムが多い)。原始生命の話、熱湯の雨が降り、熱湯の海ができ…という地球生成の話。酸素で酸化されていない、還元力にあふれた原始の海。6・7章の原始から現在までの話は壮大でものすごくおもしろかったのだが、壮大すぎてもう一度読まないとちゃんと思い出せない。2011/11/30

ワタナベ読書愛

0
自身の持病や体調不良を「還元力を持った塩」で治した経緯と塩の概要、塩と地球と命の関係などをまとめた本。酸化と還元の違いや、日本の塩が塩化ナトリウム率99%になった経緯など、興味深い話が続く。塩の値段の違い、成分や製法の違いは、そのまま体に対する効果の違いに直結するとわかった。塩をはじめとしたミネラル類は人体に必要だが、摂りすぎも控えすぎも良くない。命の源となった海水を濃縮したバランスのよい塩を適量摂る必要がある。当たり前のことだが、情報過多の時代に変なCMやデマで見えなくなっていることを改めて確認した。2021/05/29

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