内容説明
難解で、要約することを受けつけない哲人アランの思想。膨大な数にのぼる著述の中から個々のテーマの関連性をとらえ、そこに一貫して流れるものを浮き彫りにした、第一人者による本格的なアラン研究。広範な思想の全体像を提示しようと試みた、アラン思想をより深く理解するための一冊。
目次
第1章 哲学者と哲学(人間;文体 ほか)
第2章 外的秩序(知覚と夢;本質と実在 ほか)
第3章 皮膚の袋(魂と体の合一;心の変事 ほか)
第4章 精神の統治(自分が精神であると知ること;自己抑制 ほか)
第5章 人間的秩序(市民と権力;精神的なものと世上的なもの ほか)
著者等紹介
パスカル,ジョルジュ[パスカル,ジョルジュ][Pascal,Georges]
1924年生まれ。グルノーブル大学名誉教授。哲学・教育哲学専攻。フランスのアラン友の会会長。オリヴィエ・ルブールと並ぶアラン研究の第一人者
橋田和道[ハシダカズミチ]
1934年生まれ。兵庫県出身。1959年、小樽商科大学卒業。現在、アランを中心としたフランス思想の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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