内容説明
「お母さん、ハワイから日帰りですか?」ハワイにいるはずの母が、朝起きたら家にいた。脛に傷持つ、いいトシした、山田家の5人兄妹が三途の川を渡りかけている母を、必死で引きとめようとするのだったが…ある意味すごく怖いけど、笑っちゃう幽霊が出てくる話。
著者等紹介
飯島早苗[イイジマサナエ]
脚本家。1982年、日本女子大学在学中に劇団「自転車キンクリート」を結成。旗揚げよりほとんどの作品の脚本を担当する。近年は外部公演への執筆や、テレビドラマ、ラジオドラマ、映画等で幅広く活躍している
鈴木裕美[スズキユミ]
演出家。1982年、日本女子大学在学中に劇団「自転車キンクリート」を結成。旗揚げよりほとんどの作品を演出する。近年は外部公演の演出も数多く手がけている。第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8回・第15回読売演劇大賞優秀演出家賞、第10回千田是也賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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瑞祈
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演劇練習で本読みした後、もう一度一人で黙読。お母さんすぐ退場したなぁ、と思いきやの重要な役どころ。ラストの方の蝿取り紙エピソード単体で見るととてもほのぼのとしたエピソードなんだけど、激中の中に挿入されるとなぜか切なく感じた。「幽霊」の作中での定義が面白く、ああ、だから逆にほんとの幽霊の方は元気いっぱいギャグ要因なのかな、と。2013/05/14
たっつぁん
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家族ものとして全体的にすごく良い空気で描かれているなぁ、と思いました。ほんわかとか優しいとか、表面的なことではなく丁度良い温度といった印象でした。2012/05/12