内容説明
「知的障害?」「精神分裂病?」「それともオクテなだけ?」さまざまな誤解を受けてきた私―「普通の人々の世界」「自閉症者の世界」二つの世界を生きる著者が大人になって振り返る成長の痛み、心の軌跡。
目次
私の障害、私の個性
永遠の傍観者
感情って何?愛って何?
「世界」との出会い
「学校」という邪魔者
神様との出会い
ティーンエイジャーの日々
学校は出たけれど
さようなら子ども時代
人の親になる
大人になる痛み
やっと大人になる
物ごとをうまく学ぶ「作戦」
変化が怖い
愛と友情を見つける
私も「世界」のひとり
著者等紹介
ローソン,ウェンディ[ローソン,ウェンディ][Lawson,Wendy]
イギリスに生まれる。幼いころより周囲との違和感に悩んできたが、仕事に就き、結婚し、出産し、やがて離婚。離婚後、大学への進学を果たす。精神分裂症と誤診を受けるが、42歳のとき自閉スペクトラムの一種アスペルガー症候群と診断される。現在はオーストラリア在住
ニキ・リンコ[ニキリンコ]
翻訳家。心の問題に興味を持ち、数多くの原書を読み込むうちに翻訳の仕事に出会う
杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
静岡大学教育学部教授。医学博士。専門は児童精神医学
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