内容説明
「政府の失敗」と「市場の失敗」を乗り越えて―誰もが言いたかったのに誰も言えなかったこと。税金の使われ方が気になる人々の必読の書。
目次
1 いつになったら「環境税」が税制改正大綱の改正項目になるか
2 環境税とガソリン代
3 日本型バイオエタノール利用方法
4 日本の電気代はなぜ高い?
5 電源の選択
6 国際的な環境税
7 炭素税いろいろ
8 環境税はなぜいい税金か?
著者等紹介
兼平裕子[カネヒラヒロコ]
愛媛大学法文学部・准教授(行政法・税法)。愛媛県出身。1978年広島大学政経学部卒業、1997年香川大学法学研究科修士課程修了、2003年神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。英語講師や翻訳業、税理士、沖縄国際大学助教授を経て、2007年、24年ぶりに出身県に帰郷。オレンジ色の県民カラーに郷愁をそそられている。1995年、国内最大の産廃不法投棄事件である豊島事件を知り、環境活動にかかわるようになる。原発が建設されるような過疎地である出身地の農業が廃れていく現状を見るにつけ、事業としての農業やバイオマス振興への取り組み(Act locally)を志す。NPO法人CASA(地球環境と大気汚染を考える全国市民会議)、自然エネルギー市民の会の監事として、市民風力発電の建設やCOP(国連・気候変動枠組条約締約国会議)への学生やNPO仲間との参加(Think globally)を継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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