感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
261
エド・ヤング作(絵と文)。ヤングは中国で生まれ育ち、アメリカで学んだ。現在はニューヨークで活躍。お話は、もうまったく中国の諺そのもの。日本にも「木を見て森を見ず」(より直接的には、もう一つの方の諺なのだがそれは問題があるのでこちらを採用)があり、英語圏にも"You cannot see the wood for the trees."というのがあるようだ。七ひきのねずみたちが巨大な象の一部分だけを見て、それぞれに勝手な像を作り上げるというもの。本書はなにより絵がいい。黒を背景にコラージュでカラフルな⇒ 2024/03/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
中国の諺『群盲、象を撫ず』を元に作られた絵本。似た諺に『木を見て、森を見ず』があります。赤・緑・黄・紫・オレンジ・青・白の7ひきのねずみがそれぞれ見たものは?全体を見る事がいかに大切かを教えてくれる絵本です。【1993年 コールデコット賞 オナー賞受賞】(日本で翻訳された絵本)2020/04/12
mntmt
14
原題:Seven Blind Mice2016/12/21
なま
10
★4.5 中国の「群盲、象を撫ず」という古い諺をもとに作られた絵本。「思慮の浅い人は、全体を良く見ないです、あれこれ愚かに評す」という意味で使われる。エド・ヤングは作品の多くを生み出すインスピレーションを中国絵画の哲学から得たようだ。7ひきのねずみが池で出会った不思議なものにビックリし、一目散に逃げ帰るが、その正体を確かめるために一匹ずつ偵察に行く話。それぞれの見たもの表現が違う所におかしみやユーモアがある。1992年コールデコット・オーナー賞受賞作 4分。2023/02/09
timeturner
7
昔からある話をこんなに大胆でスタイリッシュな絵本に仕立てるなんて!2016/06/28
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