内容説明
2025年春、朝ドラ『あんぱん』主人公モデル、やなせたかし名作作品集。幻の名作物語『チリンのすず』、感動の詩『えらくなっちゃいけない』他収録。やなせたかしの創り出した詩・ストーリー・イラストが、きっとあなたの心に響きます。
目次
MR・BO
生まれたときは
はしっこのはしっこ
心の中のかもめ
ちいさな涙
悲しみは古い仲間
えらくなっちゃいけない
てのひらを太陽に
老眼のおたまじゃくし
あれはだれのうた
ワクワク星の輪の上で
ふたりだけの小さな国
ふりかえれば自分の道
りんごのジェラシー
愛に溶ける雪
五月雨に濡れて艶めく杉木立
黄薔薇咲くただそれだけでうれしくて
春
レントゲン
チリンの鈴
楽譜(てのひらを太陽に)
著者等紹介
やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年2月6日高知県に生まれる。東京高等工芸学校図案科(現千葉大)を卒業。1947年三越宣伝部に入社。このときデザインした包装紙の英文字ロゴは現在も使用されている。1953年退社してフリーとなる。1967年週刊朝日の百万円懸賞漫画に「ボウ氏」が入選。1973年サンリオから雑誌『詩とメルヘン』を創刊し、三〇年間編集長を続ける。2000年より日本漫画家協会の理事長をつとめる。漫画家、絵本作家、デザイナー、作詞家、作曲家、歌手などさまざまな分野で活躍。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
18
心が洗われるような作品集です。 4コマ漫画から始まり、詩画、絵、詩、様々な形で自分やなせたかしさんの世界をまとめていました。 最後に「チリリンの鈴」を持って来たことが印象的。2024/08/21
砂糖
2
アンパンマン以外の作品に触れるのははじめてでした。エキスで血液って力強い響きだと思います。時代がちがう今に読むと新鮮な感じがしました。2024/04/08
はる熊猫
1
どの作品も優しいゆえにかなしい気がする。『チリンの鈴』は特に切ない話だった。「なにかが生きて なにかが死んでいる」生きものの幸せは、他の生きものの不幸せの上で成り立っているという世界。2024/06/26
必殺!パート仕事人
1
『チリンの鈴』は悲しい話でした。何年の作品なのか。『あらしのよる』とシュチュエーションは似ているけれど結果は違います。2024/05/11