出版社内容情報
Edu-Talkシリーズ 第一弾!
●国際ディベート学会会長の松本道弘氏とコミュニケーション教育の第一人者・菊池省三先生の対談が実現
●ディベートが本来目指す道について大いに語る
●教育にディベートの新たな息吹を送るため、「対話検定」の創設に動き始めます
菊池 何のためにほめるのか、何のために叱るのか、何のために学習していくのかという、自分で考えていく骨太の哲学をつくってくれるのが、ディベートという学び、思考の型ではないかと私は思います。
松本 「究論」は、本来お互いに話をしながら、理を追究し、求めていくものです。相手と自分との共同作業で成り立ち、勝ち負けは関係ありません。敵から学ぶということを基本として、お互いに分かり合うという文化をつくっていきたいですね。相手とつながって、関係を模索しながらお互いを学んでいくというためにディベートをやっていくということが、私たちの共通の認識ですね。 (本文より)
対談 松本道弘 × 菊池省三
2014年8月27日発行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gatsby
3
英語のディベートの達人、松本道弘氏と「ほめ言葉のシャワー」の取り組みを進める菊池省三氏が日本語でのディベートについて語る。私は英語のディベートの「三角ロジック」の考え方については興味を持って勉強してきたのだが、競技としてのディベートにはあまり関心を持っていなかった。それによって「コミュニケーション力」がどれだけ身に着くのか疑問だったのだ。しかしながら、ここで語られるディベートは日本的ディベートと言うべきなのか、随分共感できることが多かった。これなら自分の教育現場に取り入れたいと思わせる内容であった。2014/10/07
mita
0
もっとディベートを語ってほしい2015/04/01
良さん
0
教室ディベート草創期に関わった私としては、何より松本先生に再会できたことがうれしい。ディベートも三角から六角ディベートへ、またICEE検定にさらに対話検定が付け加わり、進化、発展している。 【心に残った言葉】指導者側のこちらも哲学みたいなもの、つまり考え続ける子どもを育てたいとか、言葉を大切にするということを教えたいというように軸をきちんと持つ必要があります。(100頁)2015/03/23
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- 和書
- 見知らぬ海へ 講談社文庫