内容説明
大ベストセラーの自伝的小説「少年H」の著者妹尾河童を父に持つ心理カウンセラー妹尾まみ著。どうすれば、生きづらい気持ちから抜け出せるのか、自身も見捨てられ不安、希死念慮、共依存、二度も離婚、ワーカホリック、うつ病、不眠症…など50年近く「生きづらさ」を抱えていた体験からの視点で解説。決定的なトラウマではなく、誰にでもあるような苦悩や、どこの家庭にもありがちな親の抑圧的なしつけも「生きづらさ」を生むというカラクリと、その呪縛を解くカギが見えてきます。うまくいかない親子関係や夫婦・カップルの関係の対処法、子供・友達・同僚との関係づくり、依存症などについても実体験を踏まえてアドバイス。そして、「どうしてあの人が自殺?」の真相にも言及した「死にたい気持ち」の分析と自殺衝動をどうしたら乗り切れるのかについても。安心感の中で、さみしさや苦しさを感じないで過ごせるよう、そして希望が感じられる明日を迎えられるよう、頑張りすぎ屋の人にも、むなしさが続く人にも読んでいただきたい一冊。
目次
第1章 プロローグ(父、妹尾河童;継母、風間茂子 ほか)
第2章 とらえ方を変える方法(自分に都合良く受け止める;過去と他人は変えられないと心得る ほか)
第3章 死にたい気持ちになるとき(死なないためにできること;「なぜあの人が?」の自殺のわけ ほか)
第4章 言動を変える方法(心の健康を保つ;涙で心のデトックス ほか)
第5章 生きづらさを経て今―あとがきに代えて(親の老いがもたらしたもの;現在のパートナー ほか)
著者等紹介
妹尾まみ[セノオマミ]
心理カウンセラー(認定心理士)。44歳で東京福祉大学社会福祉学部社会福祉科国際福祉心理専攻。在学中の短期留学(フォーダム大学とハーバード大学)で最先端のアメリカのメンタルケアおよび福祉施設について学ぶ。高齢者介護施設勤務経験あり(ホームヘルパー1級、福祉用具専門相談員)。東武医学技術専門学校非常勤講師(2010~2013)。2005年にmami’sカウンセリング・ルーム開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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