感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くり坊
1
ポール・トゥルニエ(1898-1986)は、スイスの精神科医。本著作の中で引用されている書物は、どれも出版年月日が古く、引用箇所を確認しようとすると、本の入手に少し難儀しそうです。本著と同じ題名を持つ、トゥルニエによる『暴力と人間』ヨルダン社は1980年の邦訳です(原著は1977)。他『女性であること』などの著作も、全てヨルダン出版で、古書でしか入手が難しい状況です。なので、トゥルニエを本書で知ったは良いものの、どうしたものか?といった感じは否めませんでした。
ころりん
1
「暴力」について思い巡らす中、タイムリーなテーマ。 宗教が本質的に持つ暴力性を、ストレートに説き明かして、省みさせてくれた。 「女性であること」の項目は、「共感・思いやり」から離れやすい男性にとっての、ホントの助け手なんだと確認。 「自分に正直であること」も繰り返されている。 「心を尽くして神を愛せよ」って、すばらしい言葉なのだけど、なんだか「心を殺して神に従え」って誤解されているんだなぁ~ 人を生かす教会への再生には、醜さを見つめにゃね~ 195頁以下のカルヴァン評は、古い理解がベースで、ザンネン…2018/07/01
John Seikai
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機能的人間関係という現代社会の病理!2019/10/27