内容説明
多くの人にとって、天才や偉人は縁遠い存在かもしれません。しかし、そんな彼らにも無名の時代があったのです。思春期から青年期には、だれでも体験する悩みや挫折、将来への夢や不安がありました。そのときになにを考え、なにをしていたのでしょうか。その意外な真相を本書がすべてあかします。
目次
第1章 天才芸術家たち(パブロ・ピカソ―生まれながらの才能は、絵に理解のある大人のなかで育まれた;フィンセント・ファン・ゴッホ―孤独で満たされない魂の持ち主、その秘密は思春期にかくされていた;ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン―酒乱の父、屋根裏に育ちながら、それでも才能は力強く芽ぶいた)
第2章 道を究めた研究者たち(アルベルト・アインシュタイン―よき友、理解者との出会いが物理学への道を拓いた;マリア・キュリー―祖国と母への愛が勉学への大きな励みになった;アイザック・ニュートン―陰気で虚弱な思春期、父の遺産は神学書とノートだった;トーマス・アルバ・エジソン―学校嫌いの空想少年は広い世界を夢みてはばたいた;カール・グスタフ・ユング―小さなときから人の干渉を嫌い内気…、それでも心は晴れやかだった;カール・マルクス―数学と古代史が得意な少年、学者の家系で、インターナショナルな視点は親ゆずり)
第3章 傑出した戦略家たち(ナポレオン・ボナパルト―反フランスからフランス軍のエリートへ青春の迷いを克服してより大きなスケールに;エイブラハム・リンカーン―血を見るのも恐がった少年は、やがて煮えきらない父に似た自分を変えようとした;ジンギス・カン―父を謀殺され母の手一つで育つ、苦労を知り、やがて世界を知る大物になった;毛沢東―抑圧的な父の態度を反面教師として、抑圧のない祖国の再生を願う;織田信長―古い習慣や価値を毛嫌いして野放図にふるまうことをためらわなかった)
第4章 奉仕に生きた偉人たち(フロレンス・ナイチンゲール―心に怪物を見た少女は、やがて神の声を聞き我が道をみつけた;ヘレン・ケラー―光と音を失い母をも失う不安とたたかい、偉大な芽は思春期に育った;マザー・テレサ―母の反対を押し切り修道女を志願した少女、神の愛を白紙の心に希代の奉仕者に)
著者等紹介
芹沢俊介[セリザワシュンスケ]
1942年、東京生まれ。家族、子どもについての著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。