内容説明
実は、忍者は手裏剣を使わなかった…。近年、忍者研究が進み多くの事が判明。全国人気、NINJA SPOT GUIDE付き。
目次
第1章 近年明らかになった忍者の史実(鈎の陣―忍者のはじまり;忍者が生まれる地―戦国時代のスペシャリストは、なぜ生まれたか ほか)
第2章 忍者の存在と活躍(甲賀郡中惣―毒飼禁止を誓い合った同名中掟書;天正伊賀の乱―織田軍VS伊賀者はじまりの城と終わりの城 ほか)
第3章 江戸時代の忍者(弘前藩国境の警備と修験―藩境塚・早道之者名簿・野内番所;弘前藩早道之者―藩の命運を賭けた諜報活動 清川繁人 ほか)
第4章 現代における忍者と忍者研究(現代の忍者川上仁一氏インタビュー―本当の忍者だからこそ伝えたいことがある;狼煙の実験―科学を知っていた忍者 ほか)
第5章 忍者旅に出よう!(全国の忍者史跡・忍者施設―人気忍者村、旅館、温泉など)
著者等紹介
山田雄司[ヤマダユウジ]
1967年、静岡県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。京都府亀岡市史編さん室を経て、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻(日本文化研究学際カリキュラム)修了。博士(学術)。現在、三重大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
getsuki
7
最新の研究をたくさんの写真とともに紹介しており、読みやすく面白い。実際に作った兵糧丸は市販の材料でできていることに驚き(しかも美味しいらしい)個人的には全国の忍者スポットに丸一章割いているところを買いたい。2018/09/15
みっちぃ
4
まず。「国際忍者学会推薦図書」という表記に惹かれた(笑)読んでみて、忍者の裔という方が居ることにワクワクした。なにより、弘前に忍者。忍者といえば、伊賀甲賀、或いは風魔もか?という感じの私。弘前に忍者がいたなんて。 ただ、残念ながら我らが伊達藩の黒脛巾組は掲載されていなかった。なんでだ。2021/11/08
あたびー
4
子供の頃から伊賀の影丸やサスケ、カムイ、忍法十番勝負なんかを読んでいたので、漫画に出てくる忍者は当たり前だけど架空の存在であって、は本物の忍者とはこういうものだ!的な話が読みたくて図書館で借りた。が、正直歴史的な部分はあまりに膨大で少々辟易した(つまりそれだけ詳細だったということ)。一番面白かったのは現代の忍者川上仁一氏のお話。先代から伝授された忍者の術や修行法、火薬の作り方、それに兵糧丸を作ってみるなんかは興味深かった。2018/12/24
読書忍
2
忍者の現代と過去を渡り歩くノンフィクションという感じがとてもよい。写真が多く、各地の最新忍者研究がリアリティを持って紹介されている。ここまで纏められたのは賞賛しかない。2018/08/23
秋田の読書会「あなたと推し本」(二代目)
1
読書会にて紹介された本。国債忍者学会推薦図書。学術的かつ歴史を紐解く貴重な一冊。2024/07/07
-
- 和書
- 死印