内容説明
東北地方でつくられる11系統の伝統こけし。その伝統を引き継ぐ現役の工人を訪ね、手仕事の美とこだわりを知るヴィジュアルブック。
目次
第1章 こけしの基礎知識(こけしの地図;こけしの歴史;こけしができるまで ほか)
第2章 伝統こけしの工人を訪ねる(津軽系(青森県)
南部系(岩手県)
鳴子系(宮城県) ほか)
第3章 こけしを売る人・集める人を訪ねる(書肆ひやね(東京都)
JETLINK(千葉県)
マヤルカ古書店(京都府))
著者等紹介
萩原健太郎[ハギハラケンタロウ]
ライター、フォトグラファー、京都造形芸術大学非常勤講師。1972年生まれ。大阪府出身。関西学院大学卒業。株式会社アクタス勤務、デンマーク留学などを経て2007年独立。デザイン、インテリア、北欧、建築、手仕事などのジャンルの執筆を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有理数
12
「こけし」の本、まさに「こけし」の本で、伝統こけしにまつわるあらゆることに触れた一冊で大変に面白い。こけしについては無知なので、せいぜい「可愛いな」くらいの気持ちしかなかったけれど、種類も膨大で、地域や地方でまた受け継がれたこけしの系譜が異なるなど、奥の深い世界であることを知った。こけしを作る職人=こけし工人たちのドキュメントも掲載されているが、新しいクリエイティヴを求めつつ、伝統を未来へ継承する努力と楽しみが詰まっている。多様な姿かたちのこけしのカタログとしても見ていて楽しい一冊。可愛い。2022/07/21
いちこ
8
こけし好きにはたまらない一冊。系統でこんなにお顔やかたちが違うなんて! このこけしかわいいなあ、こっちもかわいいなあと、お気に入りをたくさん見つけることができました。いつか現地で買いたいです。2017/10/24
チョビ
3
こけし。当時の我が家にはなぜか5,6体あった。なんとこけしブームって今に始まったことではないということに驚く。 基本東北のお人形ということでいいんでしょうかね?そもそもこの「ろくろ」引いてつくるという技法はなんと文徳天皇の皇子にまで遡るというところがすごい!(◎_◎;) すごいけど、作る方は年々減っているということはなんとも言えない寂しさがある。…世界一器用だったら絶対この手の仕事ついてたなあ、と妄想をするだけする。2018/01/28
ロバパン
1
図書館で借りた本です。こけしも場所によって変化がある...も面白かったのでありました。2017/10/25