目次
第1章 こころで写す
第2章 写真以外にも言える?
第3章 表現とは
第4章 いかに撮るか
作品解説
著者等紹介
ハービー・山口[ハービーヤマグチ]
1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。帰国後、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
23
★★★★★写真好きにとって珠玉の言葉の数々。何度も何度も繰り返して読みたい。「対象を捉えた時、レンズは目の延長になり、撮影者や見た人の感情が動けばレンズは心の延長となる」「人間に人格が備わっているように写真にも人格や品がある」「良いポートレイトとはその撮影者にしか見えない表情を捉えた写真」「5歳や80歳の目でも、宇宙人や野良猫の目線でもOK。どれを選ぶかは写真家の自由」などなど。2017/05/15
しろくま
18
私が写真を始めたのはハービーさんの写真集を見たから。 現在も変わらずご活躍なされていてファンとしては嬉しい限り。 ほっこりとさせてくれる良本。 枕元において、ちょくちょくつまみ読みしよう。2017/04/25
チョビ
5
ジョー・ストラマーのひとことがさいこーにパーンク!被写体に敬意を持って、しっかりと見てあげるってことが重要なのかな?それだけはしているけど、まだつもりなのかな?いい写真か…絶えず考えていきたいし、色々確認したり、今度はこうしてみようとか色々考えるいい機会になった。2017/12/28
Shinta
3
いい本でした。凝縮された写真や自らの半生を振り返って得た気づきを写真とともに綴っています。本文の流れの中ではキャプションが入っていない写真たちを先入観なく見ることができて、巻末に一枚一枚その背景が語られています。このスタイルは、まさしく良い写真とは何かを文字情報とは離れて体験できてとてもいいです。PS. 一枚目に登場する実家近所に住んでいた女子中学生を二十歳前後で撮ったものや、近い将来別離を告白した後のガールフレンド(?)のポートレートがとてもよかったです。2017/11/03
なあそれ研いでおいて
2
たまたまご本人に会って話を聞いて後に本を購入。 トークショーに後日行きサイン頂いた。 人と本と写真と自分を繋げた本。