内容説明
紀尾井坂で元妻を待つ男。スペイン坂を彷徨う女。本音を隠しあう大横丁坂の男と女…。名作、ヒット作を次々と生み出した広告クリエイターが多彩な風景と歴史に包まれた東京の坂道を舞台にもがき、迷い、精一杯に暮らす都市生活者を描いた短編小説集。単行本だけの特別書き下ろしも2編収録!東京の坂、30の物語。坂道の解説&MAP付き。
目次
神楽坂―朝と夜
播磨坂―トキオの夕方
狸穴坂―地図の上の狸穴坂
権之助坂―坂を駆け上がれ。
薬研坂―薬研坂を見上げて
乃木坂―乃木坂N.R.
綱の手引坂―伴走者
紀尾井坂―時間が、止まる
染井坂―父の桜
松見坂―カウンターワン・ツー〔ほか〕
著者等紹介
岡康道[オカヤスミチ]
TUGBOATクリエイティブ・ディレクター、CMプランナー、コピーライター。1956年佐賀県生まれ、東京育ち。早稲田大学法学部卒業後、株式会社電通に入社。営業を経験した後、クリエーティブ局へ異動。CMの企画制作に携わり、数々の話題作を手がけ高い評価を得る。1999年、日本初のクリエイティブ・エージェンシー「TUGBOAT」を設立
麻生哲朗[アソウテツロウ]
TUGBOAT CMプランナー。1972年福岡県生まれ、横浜育ち。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、株式会社電通に入社。クリエーティブ局に配属。1999年、「TUGBOAT」設立に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めにい
2
雑誌の連載ということで、ショートショートな物語なので、うまいなとは思うけれど、それほどの感銘はない。取り上げられた坂との関連もあまりないような気もする。ただ、街歩きが好きで坂もよく訪ねているので、いろいろと想像してしまった。2014/09/20
まり
2
良かった。2014/01/10
etoman
0
広告エージェント会社「タグボート」の二人が東京の坂を舞台に描くショート短編集。雑誌『都心に住む』への連載に2編追加した1冊。最初の数編を読んだ時は似たような話しが続いて正直外したかと思ったが、読んで行くと様々なシチュエーションの話しが増えてドンドン面白くなっていった。それぞれの坂の名前の由来などの解説や地図も着いているので、舞台になった坂を歩いてみたくなった。装丁も写真も奇麗な仕上がり。おススメ!2013/12/05
もちこ
0
小田嶋隆さんが面白いとオススメしていたので読みました。実在の坂にまつわるショートショート。一つ一つ短いし、うちの近所の坂や知ってる坂も出てきたので面白く読めました。2022/09/14
KBOSN
0
つまらなかったです。理由は、 ・話に起承転結がない ・描かれる人物が各坂道の特徴に合ったペルソナとは感じ取れなかった からです。2019/01/06
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