出版社内容情報
涙をがまんしないで。障がいゆえに寝たきりだった著者が、車いすで世界を飛び回るまでの日々。自分を好きになれたステップを綴る。だれにも自分の心を癒やす力がある!
身体障がい者として小さいころは寝たきりだった著者が、車いすで日本や世界を飛び回る、現在にいたるまで。
植えつけられた自己否定感、男性依存、親への恨みをすべてのりこえて、自分を好きになるまでのステップをあますところなく綴る。
日本初の障がい者自立センターをつくり、国際会議で優生保護法廃止を訴え、骨がよわい特徴をもちながら出産にのぞみ、子育てを終えた著者から、生きづらさを抱えるすべての人へ贈るメッセージ。
安積 遊歩[アサカ ユウホ]
著・文・その他
内容説明
生きにくさを抱えるすべての人に贈る本。
目次
わたしが自分をきらいだったころのこと
わたしを受けとめてほしい
あなたは、自由になっていい
結婚したかったのは、なぜ?
思いっきり泣こうよ!
たったひとつのわたしのからだ!
生まれてきてよかった
妹へ、そして泣くのをがまんしてきたあなたへ
パワフルに怒ろう
そして、母のこと〔ほか〕
著者等紹介
安積遊歩[アサカユウホ]
1956年、福島県生まれ。生まれつき骨が弱い特徴をもつ。22歳で親元から自立。アメリカのバークレー自立生活センターで研修を受け、ピアカウンセリングを日本に紹介。障害をもつ人の自立生活運動をはじめ、様々な分野で当事者として発言を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベランダ
10
私が家族や大事な人に伝えたいことを先延ばしにしてばかりいるので、この著者の本を読むと胸の痛いところがザワザワして騒ぎ出す。こんな夜更けに‥もそうだけど、障がい者の自立生活や、介助者の共同生活は本当は当たり前なのにこんなに特別なことのように感じて自分には無理だと諦めてしまうのは自分嫌いだからかも。この宝を生んだ著者の生きた道がアートのよう。私もかけがえのない人生を生きているんだ…!とうまく言えないんだけど、何度も読んで彼女のまわりをウロウロ探してるみたいな時間でした。文章が読みやすく美しいのも感動的。2019/02/09
侘び寂び侘助
3
ストレートな表現で描かれており、人間の生の意味をシンプルに問おているから、直球に向かってくる。普段、婉曲な表現でコミュニケーションしているので尚更。2020/08/13
ユーグ
3
昔から自分が嫌い、現状の精神がキツイ状態で目にとまり字も大きくこれなら心がぼろぼろでも読めると手に取った。私から見たら成功者の本。でも性の教育にはとても共感した。2019/04/28
みどりまん
2
自分のことが嫌いだからと題名に惹かれて手に取った1冊。病気のことを軸に多面的なアプローチで綴られている。所々に出てくる問いかけが重みのあるもので、自分自身を改めて見つめ直すことが出来る。2019/03/19
春夏秋冬
2
生まれつき体が小さく骨が弱く、骨折20回程、手術も8回以上。骨形成不全症を抱え、車椅子生活。自分が嫌いだった著者が自己否定感、男性依存、親への恨みをすべてのりこえて、自分を好きになるまでが綴られている。 また、授かった子供「宇宙(うみ)」さんも同じ障害を抱えている。 親じゃなくても誰でもいいのだろうけど、身近なところからだとやはり親にいかに愛情を注いでもらえたか、また親がいかに愛情を注いであげたか。が大事なことなのだろうと痛感しました。 2019/03/03
-
- 和書
- 爆発道祖神 角川文庫




