内容説明
目が見えなくて耳が聴こえない!?全盲で全ろう=デフブラのカドカワさんの暮らしを大解剖!米国のデフブラと出会ったことで、留学を志し、帰国後は当事者が当事者を支援するNPOを立ち上げる。そして、フルマラソンを目指したものの張り切りすぎて靭帯断裂―。人気文筆家の金井真紀さんによる「デフブラ見聞録」も収録!
目次
1章 ストレス解消のために始めたマラソン
2章 視覚と聴覚を失って
3章 大学進学とはじめての留学
4章 そして、ふたたびアメリカへ
5章 帰国、「すまいる」の創設と新たなスタート
6章 パートナーとの出会い
7章 デフブラを生きる=ぼくの美学10箇条
デフブラらいふ見聞録(金井真紀)
著者等紹介
門川紳一郎[カドカワシンイチロウ]
1965年大阪生まれ、大阪育ち。先天性の視覚聴覚重複障害者で現在は全盲全ろう(デフブラインド)。1989年桃山学院大学を卒業後、「障害者リーダー育成海外派遣事業(現、ダスキン愛の輪基金)」の研修生として米国へ短期留学。盲ろう者の総合リハビリテーション施設である「ヘレン・ケラーナショナルセンター(ニューヨーク)」において研修を受ける。帰国後、再渡米。ニューヨーク大学・大学院で「聴覚障害リハビリテーション学」を学ぶ。1993年、同大学修士課程を卒業。1999年に「盲ろう者の人権を守る会・すまいる(現、NPO法人ヘレン・ケラー自立支援センターすまいる)」を結成。NPO法人格を取得後、理事長に就任。2016年、国内のデフブラとしては初の盲導犬ユーザーとなる。現在は、社会福祉法人全国盲ろう者協会に勤務
金井真紀[カナイマキ]
1974年千葉県生まれ。文筆家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。