内容説明
オランウータンは、チンパンジーやゴリラとともに、私たちと同じ「ヒト科」に分類される大型類人猿です。そう、ものすごく、私たち人間(ヒト)に近いのです。すみかは東南アジアの熱帯雨林。一生のほとんどを木の上ですごし、群れを作らずに単独生活をします。豊富な生態写真や最新の研究成果もふまえ、個性あふれる森の住人の生態に迫ります。
目次
類人猿は『ヒト』です!―独特な暮らし方をする「いとこ」
歩んできた道―アフリカを出てアジアに生き残る
「ひとり」が大好き?―群れを作らずマイペースの生活
すみかは木の上―地面に下りても食べ物がない
時間をかけ子育て―大事に、でも過保護ではない
「変身」する雄―自信をつけたら顔が大きく
多彩な食生活―200種以上食べるベジタリアン
イチジクは「非常食」―季節に関係なく実をつけている
食いだめチャンピオン―果実の多い時に体脂肪を蓄える
ゆっくりした生活史―時間をかけて成長し長生きする〔ほか〕
著者等紹介
久世濃子[クゼノウコ]
1976年生まれ。東京工業大学でオランウータンの行動を研究し、理学博士号を取得。京都大学野生動物研究センターの研究員などを経て、2013年4月から、国立科学博物館人類研究部に所属(日本学術振興会特別研究員)。01年から東南アジアのボルネオ島で、オランウータンの行動や生態の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ビシャカナ
1
オランウータンに関する書籍は少ない。そんな中で本書は日本のオランウータン研究の第一人者である著者による網羅的で子供向けに易しく書かれた、待望のオランウータンの入門書だ。人間と同じヒト科である「いとこ」のような存在であるオランウータンは人間と似て非なるが、離れ合おうとする孤独を愛する社会性や、成熟に時間をかけるスローなライフヒストリーなど、今の人間社会を生きるヒントがありそうだ。そしてオランウータンの生存を脅かす森林破壊は日本と直接的に関係しているということだけでももっと知られていいと思う。2014/09/20
みはたいくら
0
小学生向けだけど、オランウータンのことをもっと知りたくなる! 人間の赤ちゃんをオランウータンの赤ちゃんと、母親目線で比べてるのが面白い。2014/02/10
rymuka
0
他の類人猿との比較がイラストも使って為されていて分かりやすかった。読書録あり → http://rymuka.blog136.fc2.com/blog-entry-75.html2019/11/17
あずさ
0
日本語でオランウータンについて簡単に書かれた本は少ない。子ども向けだが、大人が読んでも、過不足なくオランウータンについて知れる本。2019/04/28




