本屋と図書館の間にあるもの

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784907126414
  • NDC分類 010.1
  • Cコード C0034

内容説明

元塩尻市立図書館長内野安彦が敬愛してやまなかった、元さわや書店本店店長伊藤清彦との対談のすべてがここに!対談から2ヶ月後、伊藤清彦氏が急逝―。伝説の書店員、伊藤清彦の最後の言葉は本屋だけではなく、図書館へも贈られた。本屋と図書館は敵なんかじゃないのだ、と。

目次

第1部 本屋と図書館の間にあるもの―対談 伊藤清彦×内野安彦(自己紹介から;地域資料の棚に込められた図書館員の矜持;書店員の99%は図書館は書店の敵だと考えてる!?;雑誌の発行部数を考慮した保存年限の検討を ほか)
第2部 いわての風(伊藤清彦)(“までい”に生きる―大震災で生活見直す;小さな書店は「毛細血管」―地域に根ざし生きる;『コミックいわて』の新鮮な魅力―絵の中に息づく感性;書店は「本を伝える場所」―熱い思いあってこそ ほか)
第3部 追悼 伊藤清彦さん(「本先案内人」伊藤清彦さんを悼む(工藤巧)
本に関わる人達の思いや苦労を知っていた方(伊藤和代))

著者等紹介

伊藤清彦[イトウキヨヒコ]
1954年岩手県一関市生まれ。1982年山下書店本店にパートで入社。1987年本店副店長(社員)。1989年町田店店長、1991年3月山下書店退職。1991年7月さわや書店入社。1992年1月さわや書店本店店長。2008年10月さわや書店退職。2012年4月一関市立大東図書館館長。2013年4月から一関市立一関図書館副館長。著書に『盛岡さわや書店奮戦記』がある。2020年2月17日逝去

内野安彦[ウチノヤスヒコ]
1956年茨城県鹿島町生まれ。1979年鹿島町役場(現鹿嶋市役所)入所。2007年4月塩尻市役所入所。図書館長として新館開館準備を指揮。2010年7月に新館開館。2012年3月退職。現在、同志社大学大学院嘱託講師。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

63
図書館はよく利用している方に入ると思う。一方で、本屋に足を運ぶことがめっきり減った。図書館でも新刊本が早く読めるし、それよりも、書棚を眺める中から思わに1冊との出会いがあるからだ。不思議なもので、何故か、目に留まる本があるし、手に取ってみると、何となく伝わてくるものがある。そんな図書館と本屋さんをと通した、本を巡る考察。いろいろな媒体がある中で、一部化もしれないが、物理的な本への回帰があるようで、個人的にも嬉しい。手に取ることで、五感で本を読むことにつながると思っている。2021/10/23

ケイティ

31
期待以上にとてもとても良書。カリスマ書店員を経て図書館館長になった伊藤氏と、元図書館長で大学教授の内野氏の対談。役割は違えど本と人々を繋ぐという使命感は共通。本を扱う仕事は経験値が本当に物を言う(あくまで当事者意識を持って主体的に取り組んでこそ、ですが)が、とにかく仕組みやシステムが本当に問題だらけで、現場で熱意を持って仕事している人ほどもどかしいだろう。お二人の意見や視点が現実的かつ建設的。図書館も書店も、未来へのヒントがふんだんに詰まった一冊でした。2021/06/29

kum

28
図書館の空間そのものが好きで、ここ数年読書は図書館中心。とはいえ、たまには買わないと近所の書店が…という罪悪感みたいなものもある。どちらも共存するにはどうするのがいいんだろうといつも思っているので、タイトルを見てすごく興味を持った本。出版流通業界と図書館が敵になるのではなく、支え合って本の可能性を広げていくことの必要性がいろんな側面から書かれていて、とても勉強になる。特に行政や市民に対する働きかけなど、これからの図書館のあり方についての対談は興味深く読んだ。2021/06/08

ふじ

24
出会った時には尊敬する方は鬼籍に入られていた…最近よくある展開。さわや書店を経て一関市図書館へ、そして昨年亡くなられた伊藤清彦氏の対談と書評、追悼の言葉を載せた本。販売と貸出の両方を経験したからこそのあるべき図書館像、パンパンの閉架への対応策や郷土資料や貴重書の収集の意義など、学びの多い一冊。もっと早く知っていれば、ご存命のうちに研修が受けられたかもしれないのに。いい本を人に紹介することにかけた静かな情熱に圧倒された読書。業務に行き詰まったらまた読もう。2021/06/10

おおにし

21
伝説のカリスマ書店員から図書館館長へ転身した伊藤さんの発言は貴重だ。「書店員の99%は図書館は書店の敵だと思っている」という話に対して『図書館は敵でも何でもない、本を扱う仲間ですよ。方法論がちょっと違うだけの話で。図書館のせいで売上げが落ちるなんて恥ずかしいこと、よく言えますね。』と反論。出版文化を守るために本屋と図書館は協働できることが一杯あるという発言は心強い。残念ながら伊藤さんは2020年に逝去。ご冥福をお祈りします。2022/09/29

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