内容説明
舞台はT市図書館という、小さなまちのフツーの図書館。図書館の毎日はライブそのもの。
目次
第1章 ROCKはもう卒業だ!(時代は変わる;司書を憐れむ歌;反骨 ほか)
第2章 ROCK司書の生活と意見(ウェルカム・トゥ・図書館会員;WHAT’S OPAC;司書は誰にでもできる仕事か ほか)
第3章 ライブラリアンズ・メドレー(おれのサバイバル;本の生態系のために図書館ができること;ドカドカうるさいR&R図書館)
著者等紹介
大林正智[オオバヤシマサトシ]
1967年愛知県豊橋市に生まれる。交換留学先の南イリノイにてROCKに出会い、早稲田大学第一文学部卒業。民間企業勤務後、図書館界へ。大学図書館スタッフを経て田原市中央図書館、現在は豊橋市まちなか図書館開館準備室。日本図書館協会図書紹介事業委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ででんでん
84
第3章「ライブラリアンズ・メドレー」の「サバイバルクッキング」や移動図書館の話がとてもよかった。本を読んで子どもが「元気に生きよう」と思ってくれたら、なんてすばらしいことだろう。そんな橋渡しができたなら。「いきいきサロン」もしかり。司書は誰にでもできる仕事か…という問いかけの項でもいろいろと考えをめぐらす。非正規の働き方も。「儲かるわけではないけど、金では変えないものを手にすることができる、ときもある」仕事。豊橋市まちなか図書館がオープンしたら会いに行ってみたい。そして南相馬市立図書館にもいつか。2020/12/03
美紀ちゃん
67
公立図書館のロックが好きな司書が、イェーイって言いながら本を紹介する。その市立図書館の公式Facebookの記事をまとめて本にした形式のもの。本に挟まれたままの栞の忘れ物は、図書館あるある。うちの学校図書館はテストが入っていることもある。笑。 「図書館に行くと家を出て遠い夏のことだっけ」by忌野清志郎。この作者はすごい。他にも本を出してる。読みたいな。2020/11/26
キラ@道北民
34
公立図書館に勤めるロック好き司書がライブMCのように語るエッセイ。ノリについていくのは大変だったけど、気楽に図書館を利用して!という思いはとても伝わってくる。図書館のイベント情報や、移動図書館のショートストーリーは面白かった。2020/11/29
とある内科医
14
図書館より。 他の方も書かれている通り、やや面食らう文体だが、いろんな司書の形を見た。 南相馬の図書館にはフランクザッパがやたら多い、というのは良い話。その一節だけでも手に取る価値があった。2021/09/20
ぽけっとももんが
14
ROCKな司書もいいんだけど、後半特にいいこと言ってるんだけど、これは前半で見切りをつけちゃう人も多そうだなぁ。図書館が堅苦しいところではない、ということは伝わるだろうけれども。さてもちろんわたしは図書館のヘビーユーザーで、住民税なんて本代だと思えば格安。こどもはベビーカーで連れて行っていたし、わりと賑やかで寛容だ。でも図書館に行ったことがない、という人は思った以上に多い。「会員証」作るところから勇気がいるのかも。まずは行ってみればいいのにね。「うたう図書館」、楽しそうだ。2021/01/02
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