内容説明
無手勝流のスローライフをベースに図書館を語る39話。
目次
1 スローライフから見えてきたこと(無手勝流スローライフとは;のほほんとした生活が創り出すもの;懶惰な日々;ターシャ・テューダーとまでは到底いきませんが;ラジオ番組が新たなツーリズムを生んだ ほか)
2 図書館員でなくなって見えてきたこと(ライブラリアン・コーディネーターを名乗ってみた;図書館員の小粋な仕掛け;名刺交換の裏技;忘れてはならないこと;ブローチの効能 ほか)
著者等紹介
内野安彦[ウチノヤスヒコ]
1956年茨城県に生まれる。1979年鹿島町役場(現鹿嶋市役所)入所。2007年3月退職。同年4月に塩尻市役所に入所。図書館長として新館開館準備を指揮。2010年7月に新館開館。2012年3月退職。現在、立教大学、同志社大学、熊本学園大学で教鞭を執る。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobuko Hashimoto
20
元塩尻の図書館長を務めた方の退職後の日々を綴ったエッセイ。フリーランスになって、郊外に広い庭をもつ自宅で過ごしているとはいえ、執筆や講演、授業、ラジオ番組出演と、「スローライフ」かなあという多忙な日々。図書館や図書館員、出版文化に対するエールや、その業界の人たちとの交流記録、自身の著書やこだわりの紹介。サブタイトルにある本屋の話はあまり出てこなかったような… 2021/11/02
kum
17
「1人でも多くの市民に図書館を知ってもらうこと、使ってもらうこと。それが私の生涯の仕事」だという元図書館員である著者のスローライフエッセイ。ご本人いわく図書館員でなくなっても「図書館人」。講演だけでなく行く先々の地域で図書館をめぐり、ついに500館を超えたとのこと。図書館や本へ関わることへの愛情と著者のお人柄がしみじみ伝わってくる本だった。2019/06/24
ニョンブーチョッパー
8
★★☆☆☆ サブタイトルの「本屋や図書館」に寄った本かと期待していたのだけれど、メインタイトルの方の「スローライフ」の方が比重が大きく、いわゆるよくある一般的なエッセイという印象。2019/01/10
スプリント
5
ある意味、理想的なセカンドライフです。2018/08/28
月華
3
図書館 図書館への視点が広い人なんだと思いました。図書館をめぐったり、発信したりと、図書館への愛情がたっぷりでした。2019/01/02