内容説明
本書では、米国FASBが金銭債権に求めている減損処理を準拠枠とし、期間配分と矛盾しない簿価修正とはどのようなものか、それがなぜ期間配分のフレームワークのもとで求められるのかを論じている。期間配分と呼ばれる測定操作は、いかなる解釈が可能な期間損益を各期に計上するよう求めているのか、不利な環境変化の発生という限界的な事例を採り上げて問い直すのである。
目次
期待にもとづく業績評価
金銭債権に係る配分計画の修正
棚卸資産に係る配分計画の修正
資本設備に係る配分計画の修正
事業用不動産に係る配分計画の修正
買い入れのれんに係る配分計画の修正
原価配分のもとでの「再評価」
経営者のパフォーマンス評価と事業資産の再評価
著者等紹介
米山正樹[ヨネヤママサキ]
1966年山梨に生まれる。1989年東京大学経済学部卒業。1995年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、学習院大学経済学部教授、経済学博士
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