目次
第1部 人間成長を目指すケアの実践(マーガレット・ニューマンの「拡張する意識としての健康」の理論に基づくパートナーシップのケア―死に直面して窮地に陥った患者と看護師のパートナーシップによる実践例紹介;スピリチュアルペインとそのケアへ医療者としてどう向き合うか;チャプレンという専門職の立場からスピリチュアルケアを考える)
第2部 スピリチュアルケアを制度に載せる(看護の中のスピリチュアルケアをどのように教育するか―教育現場での現状と課題;米国産の宗教コーピング尺度RCOPE(Pargament et al.,2000)―尺度開発と日本での活用上の課題
尺度開発と尺度を活用したスピリチュアリティ支援の方向性と課題
社会保障と費用―制度と実践)
第3部 スピリチュアリティの架橋可能性をめぐって(チベット医学がスピリチュアルケアに貢献できること;時代背景と、現在の緩和ケア事情;東日本大震災以後における日本のスピリチュアルな世界;キリスト教のスピリチュアリティ―超越、他者、タブーをめぐって)
第4部 東日本大震災を受けとめて(東日本大震災の被災者、遺族として―死を見つめて生きた日;阪神淡路大震災から一八年―希望の中に生きるということ;哀しみを語り伝える―旧約聖書の嘆きに聴く)
著者等紹介
窪寺俊之[クボテラトシユキ]
聖学院大学人間福祉学部教授(こども心理学科長)、聖学院大学大学院教授(人間福祉学研究科長)。第18回日本臨床死生学会大会長。埼玉大学卒業(教育学部)、東京都立大学大学院(臨床心理学)に学ぶ。米国エモリー大学神学部卒(神学)、コロンビア神学大学大学院卒(牧会学)。米国、リッチモンド記念病院(ヴァージニア州)と淀川キリスト病院(大阪市)でチャプレン(病院付牧師)。イーストベイ・フリーメソジスト教会牧師(米国、サンフランシスコ市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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