内容説明
もしおばあちゃんが「いろいろわすれるびょうき」になったら…。「どうしてわすれちゃったの?」「おばあちゃん、なんだかまえとちがう」認知症になったおばあちゃんと、ぼくたち家族の物語。このお話は、認知症診療に長く携わってきた作者の家で実際に起きた出来事です。今、そして未来を生きるこどもたちに伝えたい、作者の思いとは…。
著者等紹介
長谷川和夫[ハセガワカズオ]
1929年、愛知県に生まれる。聖マリアンナ医科大学名誉教授。1953年、東京慈恵会医科大学卒業。1973年、聖マリアンナ医科大学精神神経科教授、1993年、同学長、2002年、同理事長に就任。2000年、高齢者痴呆介護研究・研修センター(現・認知症介護研究・研修東京センター)センター長、2009年から認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長。認知症診療の第一人者であり、「長谷川式認知症スケール」の開発者でもある。2005年、瑞宝中綬章受賞
池田げんえい[イケダゲンエイ]
1946年、神奈川県に生まれる。駒沢大学在学中から絵本作家としてスタートし、卒業後、貼り絵作家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶんこ
43
認知症になったおばあちゃんと同居。食卓を囲むも「みなさんはどなたですか?みなさんが誰かわからなくて」みんなシーンとしたとき、僕が「おばあちゃん、おばあちゃんは僕のおばあちゃんだよ。おばあちゃんがわからなくても、僕とママもパパもお姉ちゃんもみーんなおばあちゃんのことをよーく知っているから大丈夫だよ。心配ないよ、おばあちゃん」こんなことを言える僕、すごい!大丈夫って言葉、改めて素晴らしいと感じました。2025/10/11
ヒラP@ehon.gohon
29
認知症介護研究の権威者が作った絵本です。 認知症の進行が端的に描かれています。 いかに家族が大変か、描かれていない部分も想像してしまいました。 でも、子どもの一言は素晴らしいですね。 おばあちゃんが自分たちを忘れても、自分たちがおばあちゃんを知っているから大丈夫。 認知症になった人に一番のプレゼントは安心感ですね。2021/10/30
涼
23
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/09/post-ea2f6e.html2019/09/27
みさどん
14
認知症が進むと、自分の持ち物に過敏になったり、怒りっぽくなったり、表情が変わったりすると聞く。柔らかだけれどそんな進行が描いてある。病気を知らない子どもには酷だろうし、うまく接することができないはず。そんなこんなを導いてあげるのは親の役目だな。ここでの子どもの言葉には救われる。もしもの時は、こんな接し方をしなきゃな。2025/10/09
ヒラP@ehon.gohon
14
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。2021/10/20




