内容説明
ネットビジネスで成功している天才画家・洋介と、その恋人・師奈。ある日突然、彼女は死の淵に追い込まれた―無意識の嫉妬の連鎖が最愛の命を奪いに来る!恋愛サスペンス小説。
著者等紹介
山崎拓巳[ヤマザキタクミ]
1965年三重県生まれ。ビジネスで成功し、20冊余の著書を出版し、いずれもベストセラーとなっている。画家、イラストレーターとしての才能も発揮し、国内はもとより、ニューヨークやパリで絵画個展を開催。『神の門』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はふ
13
著者にとって、小説デビュー作となる本作は、純文学のエッセンスをしっかりと盛り込んだ、完成度の高い一冊となっている。特に、本作のテーマの一つである、「無意識の暴走」が無意識と意識の対比を描くことによって、見事に表現している。一人称で書くと思いきや、その人の手や足、臓器までにも生命を吹き込んで、無意識による判断を表している。 著者の普段の講演家、ビジネス書作家としての性格からは想像の出来ない暗部の描きだったため、読み始めた時はびっくりした。しかし、闇を深く理解しているからこそ、光への理解も深いのだろうと思う。2022/08/26
turtle
3
よくわかりませんでした。2015/04/14
鈴月
1
借りて読んだけれども、きっと買わないしもう読まないと思う。言葉の使い方に一々引っ掛かりを覚えた。特に前半。後半はそうでもないけれども。超常現象と戦うのに、ほぼ素手。みたいなイメージ。作家の内面が若いのだなと思った。ケータイ小説を読んでいるような感覚だった。あと宗教啓蒙。それにしては弱いけど。この題材ならばラノベでガッツリ作り込んだらまだよかったのでは?という感想。心の襞を描くが小説と思うのですが、主人公さえずっと彼と思えない。キャラに執着するきらいのある私なので反面教師的にしたいと思います。2015/05/17
あおこ
1
画家目線で描かれているからなのか言葉が映像として全く入ってこなかった。読み終えても腑に落ちないというか、モヤモヤ感が残る作品。ビジネス本は読みやすく割も好きだっただけに残念。2015/03/20
yoko-chang
0
賛否両論ある処女作小説…。独特な世界観で読み終わった時に不思議な気分になった。拓巳さん節がちょくちょく垣間見られる内容。”受け入れて手放す。”2015/09/21