内容説明
仏の“智慧と慈悲”を美しい言葉で讃えたナーガールジュナの讃歌を集成。空を理論化して、大乗仏教全体の祖となったナーガールジュナ(龍樹)が、広く教えを伝えるために作った様々な讃歌。本書では、彼の主要著作と共に、それらの讃歌について検討を加え、各讃歌の原典と和訳を対照して集成する。わが国で初めての「ナーガールジュナの讃歌」への本格的研究書。
目次
第1部 諸著作の解題と真偽性(ナーガールジュナについて;ナーガールジュナの諸著作;ナーガールジュナと讃歌)
第2部 テキストと和訳(『四讃歌』;その他の讃歌)
著者等紹介
津田明雅[ツダアキマサ]
1973年岡山県生まれ。1998年京都大学文学部卒業。2003年京都大学大学院文学研究科修了。2006年京都大学博士(文学)の学位を取得。2009年京都大学文学研究科非常勤講師。現在、浄土真宗本願寺派浄心寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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