内容説明
当事者の生の声により日本国憲法をリアルに歴史の問題として捉え直す。制定過程の経験談と、制定者としての立場による逐条的解説の二部構成。なぜそう変わったのか、変わらなかったことは何か、議論が紛糾したことは何か―制定の事情と機微を理解すると、今なら変えてもよいところ、今でも変えてはいけないところが、いずれの立場にとっても見えてくる。
目次
1 制憲作業の内側からみる(改憲案作成内閣の一閣僚としての回顧;衆議院憲法改正特別委員会の委員長としての回顧)
2 新憲法解釈(憲法改正の必然性;憲法の前文 ほか)
3 (新憲法と教育;新憲法の生まれるまで)
著者等紹介
芦田均[アシダヒトシ]
1887‐1959。外務官僚出身の政治家。京都府出身。東京帝国大学法科卒業後外務省に入り、ロシア・フランス・トルコ・ベルギー大使館などに勤めて1932年に退官。同年の衆議院議員に当選(以後、当選11回)、立憲政友会所属。以後死去まで衆議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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