目次
第1章 現場を歩く
第2章 “昭和天皇の死”と朝鮮
第3章 歴史を知る
第4章 韓国を歩く
第5章 現場を綴る
第6章 本を読む
著者等紹介
飛田雄一[ヒダユウイチ]
1950年、神戸生まれ。神戸大学大学院農学研究科修士課程修了。公益財団法人神戸学生青年センター館長。日本キリスト教団神戸多聞教会会員。他に、NGO神戸外国人救援ネット代表、在日朝鮮人運動史研究会関西部会代表、SCM協力委員会主事、強制動員真相究明ネットワーク共同代表、神戸・南京をむすぶ会事務局長、関西学院大学非常勤講師、むくげの会会員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜間飛行
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ぱらぱらとめくって、初めに天皇を揶揄した韓国の漫画が多数眼に入った。また第2章に「天皇が死んだ」という表現があり、私は「崩御」という言葉を使うので読むのを止めようかと思った。しかしとても気になり、他の章を読んでいくと、著者はたいへん熱心に在日外国人の人権擁護活動を行った方だとわかった。在日二世で犯罪に関わった青年の強制送還問題、在日被爆者の認定問題、また韓国のキリスト者との交流など、苦難もあり楽しみもある豊かな活動をされている。「死んだ」という言葉の刃物は「崩御」という言葉の刃物の裏返しなのかも知れない。2021/03/28