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内容説明
ある日、組合から松倉チームに妙な依頼が入る。尋常ではない高額なギャラの仕事とは『デスニードラウンド』というテーマパークで夜な夜な行われている『何か』の調査だった。一般客に紛れてDNRへ来たユリ達は招待を受けたとある園内のレストランへと足を運ぶ。そこはDNRの真のゲストだけが訪れることを許された、秘密の会員制クラブだった。そこでユリ達は知る。DNRの真実と仕組まれた狂気のシステム、そして閉園後の禁断のイベントを。迫り来る、楽しげな音楽と笑顔に包まれた電飾で彩られたパレード、DNRの人気マスコットキャラクター達…。「愛夢と絶望の国へようこそ!幸福な死を君に―ハピデス!!」悪夢に占められた夜に、未来を求めて足掻く者達のサバイバルゲームが始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
35
【★★★★☆(ライトノベルの闇は深い)】まず冒頭からして「ふなむっしー」に「ヤンとマー」である、しかし本筋である千葉県の某テーマパークに舞台を移してからの死闘と殺戮の前には前座にすらならなかったww 相変わらずテンポ度外視でネタと描写をつぎ込むアサウラ作品クオリティ。パロに時事にと社会派スレスレどころか完全にアウトで毎度ながら何故ベストを尽くしてしまったのかと ( ̄0 ̄;) ただロナウダやP君に比べニッフィーの狂気や悲壮に対する掘り下げが少なく、規格外の総力戦とはいえラスボスにしては小物くさくて残念かな。2014/08/31
まりも
35
作者の命が危ないシリーズも遂に最終巻。今回のマスコットキャラはハハッでお馴染みのアイツです。濃い銃器ネタ、ランドネタに美味そうな食事シーンと最後の最後まで濃い1冊でした。悪夢と絶望の夢の国、ハピデスを振りまく化け物モルモットとの最終戦がただの物量作戦というのは拍子抜けだったけどどんな状況でも折れないユリの成長がよくわかった。冒頭から飛ばしまくりでアサウラさんマジで潰されるんじゃねぇかと思ったりもしたけど次回作もこんな感じのお願いします笑2014/05/28
Yobata
35
ある日、松倉チームに山田とは違う組合からDNRの夜間潜入調査を依頼される。高額なギャラ,さらには昼間の下見での薄気味悪い人間達の笑顔にきな臭さを覚えながらも調査に乗り込むと、それはニッティーからの死のパーティ招待状だった。迫り来る敵の中にはなんと…辛くも脱出に成功するも犠牲が出てしまう。逆襲のため、ホワイトクリスマスにDNRに乗り込む…。ついに生体兵器の大元,ハハッのニッティーがいるDNRへ。著作権の魔王にアサウラ先生が挑むw悪夢と絶望の国デスニードラウンド。幸福なる死,ハピデスはなんとなく解るも、→2014/05/23
T.Y.
32
テーマパーク・デスニードラウンド潜入の任務を受けた松倉達。しかしその夢の国の実態は、VIP達が人を見下し、陰惨なショーを見て哂う悪夢と絶望の国。目標を失って、それでも生きて、敵に落とし前を付けさせるべく足掻くユリ。今ここに生きて、皆と美味しいものを食べる――そんな生き方と、そうした足下を忘れ優越感に浸るVIP達の対照が印象的。アクション前半は弾薬に制限がかかる敵地潜入、後半は大火力を動員しての突撃と見応えがあるが、ニッティー戦は地味だったかな。能力的にはラスボスらしくこれまでの上位互換なんだけど。2014/05/26
あなほりふくろう
29
3部作ラストはお待ちかねのハハッ。なにこのやってやったぜヒャッハー感、特に前半の凄まじい惨劇ぶりには驚愕。ひたすらスプラッタだしユリの両親の話なんざ2巻ラストでP君にあんなこと言わせておいてバッサリだし。クライマックスは一方的な報復劇で派手ながらカタルシスはちょい薄め、と思いきや彼奴への止めは地味に静かに、えげつないし。3冊通してユリの生きようと足掻く姿が印象的で、これがテーマだったのでしょう。折れない心はないが、足掻き続ける限り折れたままでいることもない。ユリの戦う姿はまさにそうでした。2014/05/22
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