感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
33
#大辻隆弘 #東海のうたびと #短歌 港湾のゆらめきやまぬかがやきに鳥落つるまでたたずむひとり 点描の絵画のなかに立つごとく海のひかりに照らされてをり 冬の日のみぎはに立てばtoo late, It's too lateとささやく波は 海からの風ゆたかなる突堤にかの日軽羅のイヴを立たしめ 海なりはわがブルースと書きし日のあをき陽ざしの屈折率よ 鯨啼くみどりの海のやさしさにぼんやりとして目を閉ぢてゐる 2016/07/22
しなの
12
大辻隆弘さん第一歌集です。みずみずしい美しいうたが清らかに降ってくるような印象。それを浴びるのがわたしは好きだと思った。手近にいつも置いては何度も読み返すと思う。2016/10/29
浦和みかん
4
実は大辻さんの歌集を読むのは初めてで。アーム筆入れの歌とかは知っていたけど、思っていたよりもライトヴァース的な歌も多いんだなあと感じた。恋の歌がよい。<トーキョーが俺の短歌をばかにする 春夜ゆゑなき憤りはや><街路樹の影ふかみゆく真昼まであやしく性を思ひつめをり><青春はたとへば流れ解散のごときわびしさ杯をかかげて>2018/10/08
yumicomachi
3
平成元年刊行の第一歌集を平成25年に文庫化。高校時代に一度読んだので正確には再読。当時も今回も繊細な美しさのある作品に惹かれた。〈冬の日のみぎはに立てばtoo late,it’s too late とささやく波は〉〈樹を濡らし、夜の鳥たちの巣を濡らす雨のかぼそさ 春のさきぶれ〉〈……また夏は葉裏のそよぎ 逆光の君の肩から風を見た午後〉また、次のような遊び心のある作品も好きだ。〈反論をさくらめーるで届け来る魚座生まれのアバウトな奴〉〈ぼくは君を、象が踏んでもこはれないアーム筆入れ、ふふふ好きだよ〉2018/08/23
あや
1
雨を詠んだ歌、眠りを詠んだ歌が好きです。2018/10/12
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