出版社内容情報
東京文京区の切支丹屋敷跡から発掘された遺骨が、DNA鑑定でシドッティのものと確定。今、バチカンで「列福」の声が高まっている!埋葬からちょうど300年後の2014年、東京の切支丹屋敷跡から発掘された遺骨が国立科学博物館のDNA鑑定でイタリア人宣教師シドッティのものと確定。大きな驚きが世界を駆け巡った!はるかジェノバから、屋久島、長崎、そして江戸へと渡り、新井白石に「羅馬人と出会い候こと、一生の奇会たるべく候」と言わしめ、『西洋紀聞』を書かせたシドッティ。彼は身の回りの世話をしてくれた日本人夫婦に洗礼を授けたとして牢に繋がれたが、最後まで棄教することなく、47歳の生涯を閉じた。彼の切支丹としての壮絶な生涯が、300年以上の歳月を経て、ここに甦る。
プロローグ 屋久島
第一章 発端
第二章 旅立ち
第三章 呂宋
第四章 航海
第五章 上陸
第六章 遭遇
第七章 恋泊
第八章 勾留
第九章 護送
第十章 長崎
第十一章 通詞
第十二章 問答
第十三章 江戸
第十四章 獄門
第十五章 火児
第十六章 奇会
第十七章 吟味
第十八章 紀聞
第十九章 審判
第二十章 老僕
第二十一章 最期
終章 邂逅
エピローグ 屋久島
古居 智子[フルイ トモコ]
著・文・その他
内容説明
イタリア、フランスで緊急、翻訳出版!ヨーロッパでも話題の1冊。埋葬からちょうど300年後の2014年、東京の切支丹屋敷から発掘された遺骨が国立科学博物館のDNA鑑定でイタリア人宣教師シドッティのものと確定。大きな驚きが世界を駆け巡った!はるかジェノバから、屋久島、長崎、そして江戸へと渡り、新井白石に「羅馬人と出会い候こと、一生の奇会たるべく候」と言わしめ、『西洋紀聞』を書かせたシドッティ。彼は身の回りの世話をしてくれた日本人夫婦に洗礼を授けたとして牢に繋がれたが、最後まで棄教することなく、47歳の生涯を閉じた。彼の切支丹としての壮絶な生涯が、300年以上の歳月を経て、ここに甦る。
目次
発端
旅立
呂宋
航海
上陸
遭遇
恋泊
拘留
護送
長崎
通詞
問答
江戸
獄門
火児
奇会
吟味
紀聞
審判
老僕
最期
邂逅
著者等紹介
古居智子[フルイトモコ]
大阪生まれ。北海道大学卒。国費留学生として米国マサチューセッツ州立大学に学ぶ。札幌でのフリーライター、雑誌編集者の経験を経て、1988年から米国ボストンを拠点にジャーナリストとして活躍。1994年屋久島恋泊に移住。2001年NPO法人屋久島エコ・フェスタを設立。環境保護活動に励みながら、日本と欧米の交流史や屋久島の歴史、文化、自然などをテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。