出版社内容情報
禅堂から、周囲の抵抗を押し切って慶應義塾の福澤諭吉の懐へ、日本を出奔して小乗仏教の地セイロンへ。そして円覚寺派管長就任後は… 仏教東漸(東方から太平洋を渡る)の夢、ここにも明治の世界構想があった。
鈴木大拙、西田幾多郎の師にして、漱石参禅の導師……明治期禅文化の中心にいた高僧の破天荒な足跡を追って。
禅堂から、周囲の抵抗を押し切って慶應義塾の福澤諭吉の懐へ、日本を出奔して小乗仏教の地セイロンへ。そして円覚寺派管長就任後はシカゴ万国宗教会議において日本仏教を代表して大演説をぶつ。
この度外れな情念と行動力は得悟の力なのか、それとも明治のエートスともいうべき精神の磁場から汲まれたものなのか。
はじめに
序 章 ふるさと若狭高浜
──青葉山と白い砂浜の町
第一章 出家
──雛僧が修行を終えるまで
第二章 慶應義塾で洋学を学ぶ
──仏教の革新をめざして
第三章 セイロン遊学
──孤独と貧困と絶望と
第四章 管長就任
──任重くして才無く……
第五章 シカゴ万国宗教会議
──初めての海外布教
第六章 欧米布教
──再びのアメリカとインド仏跡礼拝
第七章 南船北馬
──布教伝道と第二の人生
終 章 ZENは世界へ
──弟子たちの苦難の道は遠く
中島美千代[ナカジマミチヨ]
著・文・その他
内容説明
鈴木大拙、西田幾多郎の師にして、漱石参禅の導師…明治期禅文化の中心にいた高僧の破天荒な足跡を追って。円覚寺僧堂から慶應義塾と、紅灯の巷へ、はたまた小乗仏教の地セイロンへ、シカゴ万国宗教会議へ。欧米に禅の種を撤いた、この驚くべき行動力の秘密とは。
目次
序章 ふるさと若狭高浜―青葉山と白い砂浜の町
第1章 出家―雛僧が修行を終えるまで
第2章 慶應義塾で洋学を学ぶ―仏教の革新をめざして
第3章 セイロン遊学―孤独と貧困と絶望と
第4章 管長就任―任重くして才無く…
第5章 シカゴ万国宗教会議―初めての海外布教
第6章 欧米布教―再びのアメリカとインド仏跡礼拝
第7章 南船北馬―布教伝道と第二の人生
終章 ZENは世界へ―弟子たちの苦難の道は遠く
著者等紹介
中島美千代[ナカジマミチヨ]
福井県福井市に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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