内容説明
稀にみる個性が発散する輝き、その奥に生き生きと越境し、決して絶望しない思想の秘密を探す。チベット仏教と近代が出会うとき。世界戦争前夜の暗雲が影を落とす「いま」、この立ち止まることを知らない実践的思想の成り立ちと背景にあらためて目を注ぐ。
目次
はじめに 「共苦」と近代―ダライ・ラマ思想の源泉
第1章 ダライ・ラマ十四世とは誰か?
第2章 共苦の宗教思想
第3章 共苦の政治思想
第4章 共苦と科学思想
第5章 共苦の環境思想(自然・社会)
第6章 共苦の贈与論
第7章 共苦の応答
終章 理想と現実のはざまで―欲望・自由、そして共苦
著者等紹介
辻村優英[ツジムラマサヒデ]
1980年奈良県生まれ。京都大学博士(人間・環境学)。専門は宗教学。総合地球環境学研究所技術補佐員、京都大学人文科学研究所共同研究員、京都大学こころの未来研究センター共同研究員、立命館APU非常勤講師、神戸大学経済経営研究所助教等を経て、神戸大学経済経営研究所ジュニアリサーチフェロー、高野山大学密教文化研究所受託研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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