内容説明
地名の不思議をトコトン深掘り!街歩き研究家・和田哲氏の書き下ろし原稿を新たに増補。10区の歴史エピソード最新版。
目次
1 10区の歴史と地名(中央区―政治的、経済的な都市機能の中枢を担う;北区―10区最大の人口を誇る;東区―平坦な大地に拓かれた、札幌開墾の礎;白石区―仙台薄白石城主の家臣移住に始まる;厚別区―多数の住宅団地を擁する札幌の副都心 ほか)
2 多様な地名の成立と変化(序論 地名「札幌」の歴史;先住民族アイヌの暮らしと地名;札幌市の発展に伴う行政地名の成立と変遷;移民と家臣団で形成された屯田兵村と開拓村落の地名;新興住宅地・団地の成立に伴う新地名の誕生 ほか)
付録 地図に見る札幌の地名
著者等紹介
関秀志[セキヒデシ]
昭和11年(1936)、北海道出身。北海道大学文学部卒。元北海道開拓記念館(現北海道博物館)学芸部長、現北海道史研究協議会副会長。専門分野は北海道近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばるたん
2
札幌の地名はほぼ全てと言っていいほど語源は「アイヌ語」でした。書簡によると幕末時の札幌市内のアイヌ人口は177人だそうで、その後、北海道博覧会の開催等で道東に強制移住させられる等劣悪な扱いをされ続ける。ちなみにアイヌ民族を束ねて和人に抵抗した「シャクシャイン」は和睦が成立した日の晩餐会で殺害されているとのことでした。人身売買や奴隷、性病による死者数大は他の北海道開拓を題材にした書物でも多々読んだ悲しい記憶があります。2023/04/21
たなかはん
2
内容が分厚いので、読むのに時間がかかった。自分住んでいる街のあちこちの地名の由来など、意外に知らないものだなと痛感した。由来を読みながら、昔のことに思いを馳せ、先人の苦労を思った。労作。2023/03/13
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