出版社内容情報
四柱推命(子平)を学ぶための最高の教科書!!
30年に及ぶ研究から導いた子平推命の真実が、今、明らかに!
四柱推命を学ぶ人にとって、垂涎の書!
四柱推命の古典、徐大昇の『通變淵源』の研究結果を発表!
幻の原典から子平推命の真髄を解き明かす
「本書の読み方」
第1章では、筆者の子平研究における苦節三十年の山あり谷ありの経緯を記しました。
第2章は、子平の文献を子平の創始者から探索し、宋元明代の時代においてはどのよう文献が残され、子平はどのような形になっていったのかを論じました。
第3章では、徐大昇の『通變淵源』の原典が理解できるように、命式の立て方から基本的な用語の解説、子平の判断ができる段階にまで論及し、その後に続く原典購読がスムーズにいくような橋渡しをする内容を記しました。
第4章は、本書のメインテーマと言える『子平三命通變淵源』の原典を読み解いていきます。徐大昇が現代に伝えようとした真意をできるだけ正確に伝えられるように、徐大昇の言葉や言い回しを損なわないことに注意しながら翻訳しました。当時は、現在より豊かな言い回しを使っているので、我々にとっては、中国小説の映画を見ているように、日本語ではあまり馴染みのない言い回しが多く、十分な学習と理解にはかなりの時間を要するという欠点も生じ、これが現代において、我々が子平を学ぶ上の障害になっているのです。
本書の最後となる第5章では、実際に子平推命では何が占えるのか各セクション別に、例えば、自分の性格や容姿のこと、六親のこと、夫婦のこと、子供のこと、財産やお金のこと、仕事や出世のこと、健康のこと、幸せのこと、大運や年運の運勢の吉凶閑忙の見方を論じました。さらに、徐大昇の時代とはまったく異なった現代の環境が我々に与えている状態、特に人間の本当の幸せとは? 健康な人生とは? それをつかむには何をすべきか? どのような方法選択があるのか? 筆者が身をもって直接観察したありのままを素
直に描きました。巻末には付録として、子平推命に必要な図表と鑑定に役立つと思われる子平の象意集をまとめておきました。」
「この書は子平術の真髄がほぼすべて散りばめられているので、個人が私蔵するものではなく、公に発表しなければならないと切に思いました。そして、筆者が今まで研究した子平は全体の三分の一くらいのものでしかなく、残りの三分の二は、手つかずの状態であることもわかりました。つまり、筆者を含めた一般の人々が認識していた子平推命や四柱推命は、徐大昇の子平真数から見たら、不完全な見せかけのものにすぎなかったのです。」
「ほとんどの子平推命は、天干の干関係を見て、地支や蔵干の重要性を軽視しています。反対に四柱推命は、地支や地支に所蔵する蔵干を重要し、天干に昇ろうが昇るまいが蔵干に重きを置いて、その通変星を格局に取ります。この両方の見方は、徐大昇の子平推命を学んでいないことが、誤った見方を生んでしまったと推
内容説明
『子平淵海』では、実際に格局をどのように区別していたのか?なぜ『通變淵源』の方法は廃れてしまったのか?本書は、著者による徐大昇の原典30年の研究成果を基に、その謎と誤謬を解き明かし、現代に子平推命の真実を伝えるものである!子平推命を学ぶための最高の教科書。
目次
第1章 子平の探求(子平研究と研鑽に三十年;『通變淵源』のテキスト構成 ほか)
第2章 子平の歴史(三命から子平への変遷;子平の理論の歴史 ほか)
第3章 命式の立て方と見方(子平術とは如何なるものか?;十干と十二支の見方 ほか)
第4章 子平三命通變淵源を読み解く(子平三命通變淵源を読み解く;定真論を読み解く ほか)
第5章 命式の判断方法(『定真論』の命式の見方;格局の見方 ほか)
著者等紹介
阿藤大昇[アトウダイショウ]
1961年生まれ。長野県出身。明治大学文学部文学科フランス文学専攻を卒業。五術研究家、中国占術家。十代後半より、五術の研究に傾倒する。古典の原書や門派の研究を行い、子平推命、紫薇斗数、断易、六壬、奇門遁甲、風水等を習得する。五術を学術として社会認知するための研究会「中國五術研究發展協會」を主宰し、五術の学術面と実用面の執筆、講義、鑑定等の普及活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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