内容説明
ロシア人によるロシアのマトリョーシカ大図鑑決定版。世界的に有名なロシアの民芸品マトリョーシカの歴史や今の動向、作り方を紹介します。モスクワ、ニジニ・ノヴゴロド、キーロフの各州に分布する主だった工房を取り上げるほか、今では忘れられたマトリョーシカ絵付けの中心地の歴史にも触れます。また、さまざまな技法を使った現代マトリョーシカ作家の独特の作品にも注目!
著者等紹介
有信優子[アリノブユウコ]
1976年生まれ。同志社大学非常勤講師、上智大学外国語学部ロシア語学科卒業、北海道大学大学院文学研究科修士課程修了(ロシア文学専攻)。2002年にサンクト・ペテルブルク国立大学文学部留学。ロシア語翻訳者として出版、実務、映像翻訳に従事。かたわら、ロシアの演劇や児童文学の紹介にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koning
28
原題もそのままРусская МАТРЕШКАで確かにそれ以上でもそれ以下でもないそのまんまのタイトルが素敵です。で、中身もセルギエフ・ポサード文化財保護区博物館前面協力という感じで図版の©に博物館が入ってる本気度。沼田元氣の図鑑と違ってフォーマルで公式な感じというトコでしょうか?歴史と発展を詳しく解説したページの後には図版!これがもー奇麗でたまらんです(w。細密画ぽいのはクローズアップだし、博物館で裏側見せろ!って悶々としてるよりいいかもしれん(でも現物手に入れるのがいいけどね)。という感じ。2013/09/29
かもめ通信
17
ロシアの民芸品マトリョーシカの本ということで、ウケを狙った面白いデザインのものが並んでいるのかと思ったら、さにあらず。史学者である著者が、マトリョーシカの歴史をひもとき,その作り方を紹介するというとても真面目な本だった。期待していたものとは違ったが、マトリョーシカのルーツ(なんと日本にルーツがあるという説も!)や博物館に陳列されるような貴重なマトリョーシカの写真など、なかなか興味深いものがあった。2015/06/03
kinkin
11
ビンテージのマトリョーシカがたくさん紹介されていて楽しい本2013/12/01
epitaph3
3
マトリョーシカの魅力。似た顔があったとしても、服のデザインはいろいろと変えられる。おもしろい!こけしとマトリョーシカのコラボが最も衝撃を受けた。思いつかなかったなあ。なめこのマトリョーシカがあるのに、思いつかなかったなあ。2013/12/07
あらたま
3
マトリョーシカの原型が日本の入れ子人形、というのは一説として知ってたけど眉唾と思ってた。ら、ソースが付いて驚き。イコンの顔をマトリョーシカに描き写した的なものや、髪が真ん中分けでないカワイコちゃんがいたりしてバリエーション豊富。毛皮着た子欲しい…。写真追ってて歴史的な話が頭に入ってない。アナトリー・マモントフ、セルゲイ・マリューチン。2013/11/03