内容説明
その時、人々に何が起こったのか?一年戦争の証言者たち。「U.C.HARD GRAPH」スピンオフ小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドル箱
9
感想、ジオン公国の1人の開発整備士の物語。う~ん、私はあまり「一年戦争史」関連本を読まないのですが、もう少し戦術論的な(特に降下作戦)事を詳しく書いて欲しかった。そして、物語が実に地味で盛り上がりが殆どありません。プロットも平坦気味ですが発想は良かったかなと思いました。ラストも別に異論もないが「何を書きたかったのだろう」と考察すると、ちょいと頭を傾げました。まぁ連邦軍から見たU・Cハードグラフもあるのでそこで総評したいと思います。ひょっとすると連邦軍を読んだらジオン公国軍の書き方の意味合いも変わるかも。2014/02/28
カール
5
一年戦争を戦ったジオン軍の整備兵の回顧録を模した小説というのも中々乙なもので、ハードカバーの本にしては文量に物足りなさはあるものの、世界観がより広がる外伝は好きだ。年若し整備兵の青く、ほろ苦い回顧録も面白いけれど、やっぱりそれよりも各パートの合間にある編註が読み応えがあって良い。アバウトな設定が多い宇宙世紀で、1週間戦争やジオン脅威のメカニズムの結晶と言っても過言ではないマゼラ・アタックを大層大真面目に解説してあって、しかも納得してしまった。何でもアリな宇宙世紀で、よりリアルに追及した凝った内容だった。2017/04/17
Yousuke Kajikawa
2
今度はジオン編。前回読んだ連邦編とは内容、文章の書き方もまったく異なるものとなっていた。パイロットなど前線で戦う戦闘部隊ではなく、後方の技術試験部隊(実際には整備部隊のような任務をこなしていた)にスポットライトを当てていたのは斬新だった。最後の章で語られる主人公の結末は、少し悲しすぎる。2012/06/18
decuno
1
一年戦争の整備部隊を主人公にした小説。 余りにも地味なのと、実際の戦記ものみたいでそういうのが楽しめる人にはいいのかもしれない。自分はそこそこ楽しめたけど、ガンダムの主流であるぴかぴかのてかてかが好きな人には合わないだろうなあと、感じた。2014/01/18
赤い熊熊
1
ワッパ、サウロペルタ、ザクタンクといった兵器をとりあげながら物語が進んでいくので、今までにあまりないガンダム小説で新鮮だった。実家に置きっぱなしのワッパとか61戦車なんかを造ってみたいなと思う本。生き残った主人公だけど、甘いラストは描かれてなかったな。2012/10/11
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