平凡社新書<br> 日本語の「常識」を問う

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平凡社新書
日本語の「常識」を問う

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  • サイズ 新書判/ページ数 327p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855869
  • NDC分類 810
  • Cコード C0281

内容説明

日本語の表記には漢字も仮名文字もあるように、純粋な単一言語がないことは、歴史を見れば明らかだ。だが明治期以降、西欧文化的な価値観にとらわれ、言語ナショナリズムの考え方に陥ってしまったのだ。はたして、文化と文化圏の歴史的な違いを無視して、日本語を語ることができるのだろうか。言語学や国語学だけではない、文化史からの日本語論。

目次

序章 文化史の視角―日本語とは何か(日本語といえば日本の国語?;漢文は国語か? ほか)
第1章 日本語―そのはじまりを考える(言語とは何か?;ヤマト言葉は誰のものか? ほか)
第2章 王朝文化―バイ・リテラシーの定着(漢字の読みが複数になった理由は?;いろは歌と五〇音図の関係は? ほか)
第3章 武家政治―言葉の秩序と叛乱(うたい文句は道理と無私?;マコトの誕生? ほか)
第4章 帝国秩序―言葉の叛乱と変容(どのような言葉の制度がつくられたのか?;訳語には危険が潜む? ほか)

著者等紹介

鈴木貞美[スズキサダミ]
1947年山口県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。現在、人間文化研究機構/国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学文化科学研究科教授。学術博士。日本近現代の文芸・文化史の再編を中心に学際的な共同研究の方法を開発しながら、国際的に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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noble4602

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日本語が西洋語にあいまい?主語がない?言文一致運動の実際などなど、身近な「日本語」についての思い込みをいい意味でたくさん壊してくれた。2012/08/08

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