内容説明
本書はフランスのルブールという町に住む、パリにあこがれている小さな男の子の物語。ある日、とうとうアンリくんは、お昼のお弁当をもってパリを目指すことにしますが、途中、疲れてしまって、木の下で昼寝をしてしまいます。このため、とんでもないところに向かってしまうのですが…。
著者等紹介
バス,ソール[バス,ソール][Bass,Saul]
アメリカを代表するグラフィックデザイナー(1920‐1996)。ユナイテッド航空、ミノルタなど、20世紀を代表する企業のロゴデザインを数多く手掛けた。映画のタイトルデザインでも広く知られており、60年におよぶキャリアのなかで、アルフレッド・ヒッチコックやオットー・プレミンジャー、スタンリー・キューブリック、マーティン・スコセッシら、ハリウッドを代表する監督と仕事をしている
クライン,レオノール[クライン,レオノール][Klein,Leonore]
司書を経て作家となり、1960年代から70年代にかけて児童書を数冊出版した
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
1965年東京生まれ。暮しの手帖編集長、文筆家、COWBOOKS代表。著書に『今日もていねいに』、『日々の100』他、独自の視点による、暮らしや旅のエッセイ多数。M・サセックの旅絵本シリーズの翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
23
結局、幸福は外に求めるものではなく、元々自分自身に内在している。それを引き出せばいい。不幸も同じ。他の責任ではない。自らを高めれば、ちっぽけなものになる。2023/01/18
mntmt
17
デザイン性のある絵。センスが良くて、色鮮やか。有名なグラフィックデザイナーの唯一の絵本だそうです。原題:Henri's Walk To Paris2016/06/11
pandakopanda
14
図書館本。色づかいだったり、デザインがとにかくオシャレで心奪われました。文字が絵の一部になっていたりして、いいかんじ。おはなし自体もアンリくんが可愛らしくてよかったです。2014/06/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
ルブールという町で育つアンリは、パリに憧れ、ある日チーズとパン、ニンジン、紙と鉛筆をもって目指します。途中疲れて昼寝をしようと、鉛筆をパリの方向に向けておきますが、眠っている間に小鳥が動かしてしまいます。目が覚めてアンリが目指したゴールは…。グラフィックデザインで表現された絵ですが、登場人物が足だけ描かれていても誰かがわかり、美しくユニークな絵本です。2020/05/31
喪中の雨巫女。
9
《図書館‐新刊》なんて、スタイリッシュ絵本でしたね。2012/11/06