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内容説明
「抗い」とともに。分断時代を生きるひとりの「在日」2世として、民族、祖国、統一の問題を模索し続ける思想史家が、老いを迎えた今、「生きていくための杖、動力」を求めて、生と死をめぐり思索する。そして、死者―李良枝、竹内好、森崎和江など―の遺した想いを論じて、「在日」のあり方を考える。
目次
1 死に向きあう
2 漂泊を生きる
3 四苦八苦をどう乗り超えるか
4 「老い」をどう生きるか―「仏教アナキズム」という考え方
5 日本語と朝鮮語―主体の揺らぎ
6 竹内好の思想に学ぶ―「在日」にとっての絶望、抵抗、敗北感の持続
7 彷徨の旅―森崎和江との対話を試みて
著者等紹介
尹健次[ユンコォンチャ]
1944年、京都市生まれ。神奈川大学名誉教授。『在日総合誌 抗路』編集委員。近代日朝関係史、思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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