内容説明
本書では、日本の子宮内膜症の女性から得た現実情報を素材に、世界の最新医学・医療情報と照らし合わせて論を展開しています。当事者エビデンス(患者・医療利用者にとって意味ある根拠)による新タイプの教科書です。
目次
第1章 敵は自分のなかの子宮内膜症ではない(いちばん大切なエッセンス;20世紀の日本の子宮内膜症医療;だれも知らない日本の医療の質 ほか)
第2章 子宮内膜症の医学(病気の正体)を知ろう(望ましい医療や医師を選ぶ基礎情報をもつ;生殖器の構造とはたらき;女性のからだのはたらき ほか)
第3章 子宮内膜症の医療(病院ができること)を知ろう(「治療」すれば「治る」という幻想;医師の「松竹梅」で決まる診断の光と影;医師の「松竹梅」で決まっていた日本の治療状況を、私たちの選択で変えていく)
第4章 からだと心を癒して、病気とともに生きる(「医療」と「セルフケア」と「セルフヘルプ」のトリプル効果で、病気を改善しよう;JEMA(当事者市民団体)にできること)