中公新書<br> 日本鉄道廃線史―消えた鉄路の跡を行く

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中公新書
日本鉄道廃線史―消えた鉄路の跡を行く

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028105
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C1265

出版社内容情報

野ざらしの廃車両、ぽっかりと闇をのぞかせる廃トンネル……全国に散在する廃線にも、かつては活気に満ちる時代があったはずだがなぜ廃止されてしまったのか。戦中の「不要不急路線」にはじまり、モータリゼーションや国鉄再建に伴う大量の廃止、近年の自然災害による廃線などを時代別・種類別に紹介する。そして現在、新たな廃線論議が巻き起こっているが、解決策はどこにあるのか。廃線からたどる戦後日本交通史。

内容説明

野ざらしの廃車両、ぽっかりと闇をのぞかせる廃トンネル…全国に散在する廃線にも、かつては活気に満ちた時代があった。なぜこれらは廃止されてしまったのか。戦中の「不要不急路線」にはじまり、モータリゼーションや国鉄再建に伴う大量の廃止、近年の自然災害による廃線などを時代別・種類別に紹介する。そして現在、新たに巻き起こっている廃線論議の解決策はどこにあるのか。廃線からたどる日本交通史。

目次

第1章 鉄道を廃止するということ
第2章 戦時における廃線
第3章 国鉄時代の赤字線廃止
第4章 災害による廃線
第5章 平成・令和の経営不振路線
第6章 鉄道存廃の議論今むかし

著者等紹介

小牟田哲彦[コムタテツヒコ]
1975年(昭和50年)東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業、筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻博士後期課程単位取得退学。日本および東アジアの近現代交通史や鉄道に関する研究・文藝活動を行う。日本文藝家協会会員。主著『大日本帝国の海外鉄道』(東京堂出版、2015、交通図書賞奨励賞受賞。改訂新版、育鵬社、2021)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

73
著者は確かに廃線跡に出向き、踏み分けている。しかし本書の内容は鉄道廃線そのものに対するかなりしっかりした論考であり、『鉄道と国家』に通じる骨太の書といえる。鉄道、特に線路などの施設を社会的インフラとしっかり位置づけ、仮に運行を止めたとしても、インフラそのものをなくしてしまうと再建が難しいため、なんとか維持する工夫が必要との考えは首肯できる。2024年問題でトラック輸送がきつくなる中、長距離輸送手段としての鉄道は再評価されるべきだと思うが、肝心の線路がなくなっては。インバウンド資源としての価値も重要と思う。2024/06/23

うえぽん

47
交通や鉄道に係る研究・文藝家による戦時から令和に至る鉄道廃線史。軍事輸送上の重要度が低い路線を不要不急の旅行を抑える目的で廃止した戦時期、昭和43年に選定された赤字83線中11線区のみの廃線となった国鉄時代、国鉄再建法で特定交通地方線として選定された83線区中45線区が廃止されたJR転換期、災害・鉱山廃止・高校生の減少等の理由で廃線してきた平成令和期に分けて説明。レールバイクやディーゼルカーの保存運転等の廃線活用策の他、観光目的に特化した特定目的鉄道事業への転換など、貴重な遺産を残す知恵が求められている。2024/10/13

Francis

18
鉄道ファンとして最近の相次ぐ鉄道の廃線のこと、そして今後鉄道はどうなるのかを考えるために購入。この本は良著。鉄道開業以降の旧国鉄・民鉄を問わず廃止になった鉄道線について概観し、なぜ廃止になったのかを考察。営利会社による独立採算の下での鉄道事業の継続は難しくなっている。だから存続のためには地方自治体、国による公的支援は欠かせなくなっている。ただその場合でも監査人から多額の費用をかけて路線を復旧することが正しい道だったのか、と疑問を呈された只見線のようなケースもある事を踏まえて行うべきだと思った。2024/07/13

えすてい

13
新書の鉄道本、それも鉄道書籍出版社以外のものでは珍しい著者の徹底的な現地調査によるものだ。数多の「鉄道評論本」はあるものの、現地調査と文献講読のハイブリッドは「説得力が高い」。野上電鉄のような有り様には手厳しい。JR東海の在来線は新幹線利用増のためのアクセス路線のため路線別収支を公表しないのが特殊事例なのは腑に落ちる。一方で著者が評価し適用例を増やしたい願望の特定目的鉄道に関しては、特定目的鉄道ではない黒部峡谷鉄道が元々ダムや発電所の人員資材輸送が目的で関西電力完全子会社であることを抜かしてるのは残念だ。2024/07/01

marsan

12
自宅本。まえがきで『鉄道は、線路の上を走る。』『ひとたび鉄道を敷設すれば、その用地は鉄道の運行以外に使用できなくなる。』とある。 他の交通手段にもあるにしろ、鉄道は顕著な制約のもとにある。 だからこそ線路を敷設する限り守り続けなければならない。 逆に言えば、守り続けることが不可能になれば廃線を免れることはできない。 そして廃線になれば二度と元に戻ることはない。 少子高齢化と過疎化により、これからも廃線が増え続けていく現状を憂う。 ローカル線の再国営化を是非とも検討してほしい。24442024/10/06

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