内容説明
消えゆく雑木の民俗―命名由来から伝説、風習、歌謡、文学、用途、植生まで雑木と里人の深いつながりを探る。
目次
科の木―信濃の語源
唐松―経済木の苦悩
桜―花見の変遷
櫟―団栗と昆虫
栃―杣山と木地師
柳―樹木の精
ポプラ―減り続ける学校の緑陰
榎―枝垂れの俗信
猿滑―笑う木への畏敬
令法―救荒と豊作の願い
柊―神の依代
錦木―美名にたがう嫁殺し
柾―草笛の哀調
躑躅―聞いて恐ろし見て美しや
椿―茶道の色
空木―消えゆく田植え花
著者等紹介
宮澤文四郎[ミヤザワブンシロウ]
1929年、長野県下伊那郡松川町生まれ。信州大学教育学部卒、国語科教師として県下の高校に勤務、長野吉田高校で定年退職。文化女子大学附属長野高校教諭、長野大学予備校講師を経て長野高校講師を最後に教壇を去る。長野市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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