アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 5<br> 闇の西洋絵画史〈5〉横死

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アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 5
闇の西洋絵画史〈5〉横死

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  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422701356
  • NDC分類 723
  • Cコード C0371

出版社内容情報


※動画中の価格は2021年10月当時のものです。ご注意ください。

大好評シリーズ「アルケミスト双書」から
『闇の西洋絵画史』篇が登場!
西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、
妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。

著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。


■著者・山田五郎より
西洋絵画には、
教科書には載せられない「影の名画」もあれば、
逆によく見る名画に「影の意味」が
隠されていることもあります。けれども、
今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、
描かれた背景を知れば納得でき、
見え方が変わってくるはずです。
西洋絵画の本質は、
その最大の特徴である陰影法と同様に、
光のあたる表面だけではなく
闇の側面も見ることで、はじめて立体的に
浮かび上がってくるのではないでしょうか。


■本シリーズの特徴
・1冊1テーマを詳説
・類をみないユニークな切り口
・1冊あたり約70作品を掲載
・コンパクトで瀟洒な造本
・本物の美術の教養に
・ゲームや漫画他、創作のための資料としても


■シリーズ
*第1期:【黒の闇】篇
〈1〉悪魔
〈2〉魔性
〈3〉怪物
〈4〉髑髏
〈5〉横死

*第2期:【白の闇】篇
〈6〉天使
〈7〉美童
〈8〉聖獣
〈9〉楼閣
〈10〉殉教


■まえがき(〈5〉横死)
死や殺人はそれだけでも悲劇であり、
死者の立場や数によっては
歴史的事件にもなりえます。
ゆえに絵画の題材になることも多いのですが、
西洋絵画に描かれる死は、
私たち日本人の目には
ことさら残酷に映りがちです。
その原因は、遠近法や陰影法を駆使して
リアルに描く技術的特性だけでなく、
遺体に対する感覚の違いにも
あるのではないでしょうか。
輪廻転生を信じる仏教では、
遺体は塵と消える魂の抜け殻にすぎません。
ところが肉体の復活を信じるキリスト教では、
人は遺体になってもなお、
その人のままなのです。
いわば遺体にも個性があるわけで、
それが西洋絵画に描かれる死を
ひときわ生々しく見せているようにも思えます。

内容説明

非業の死か、自業自得か。影があるから光が見える。暗闇から浮かび上がる西洋絵画の本質。古今の名画で綴る、妖しくも美しい西洋絵画史。

目次

1 聖書の死
2 神話の死
3 権力者の死
4 哲学者の死
5 佳人の死
6 民衆の死

著者等紹介

山田五郎[ヤマダゴロウ]
1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot‐Dog PRESS』編集長、総合編簒局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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旅するランナー

211
イベント【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉参加中。西洋絵画に描かれる生々しい死。聖書の死、神話の死、権力者の死、哲学者の死、佳人の死、民衆の死。キリストの脇腹にあるロンギヌスの槍と呼ばれる聖痕。今も霊となってロンドン塔をさまようエドワード5世少年王と弟の死。切り裂きジャックによる連続娼婦殺害事件の真犯人ともいわれる画家シッカートが描いた殺人画。そんないわく付きの絵が恐ろしくも美しい。2021/07/31

starbro

197
続いて第五弾『横死』です。死体に魅かれるのも、怖いもの見たさでしょうか?私は、死体も死臭も勘弁です。 今秋、第二期6~10巻刊行予定なので、楽しみに待って、全十巻完読します。 https://www.sogensha.co.jp/special/yaminoseiyokaigashi/2021/03/24

アキ

104
横死とあるが死deathがテーマ。そもそもキリスト教でイエス・キリストの死は数多く描かれているが、アダムの子カインもアベルを殺していますし、ギリシャ神話でも多くの神々が権力争い不倫の末の嫉妬から殺される場面が多い。古代ローマ・カエサルの死、ロンドン塔での悲劇、シェイクスピアのハムレットのオフィーリア、ペストによる民衆の死まで並べて見せている。死体を“body”と呼び、身体と同じ言葉で表すのは、違和感があるな。表紙のミレイのオフィーリアは夏目漱石が「風流な土座衛門」と評し、草枕のヒントを与えたのだそうです。2022/06/08

Nat

51
図書館本。様々な非業の死がテーマ。表紙にもなっているミレイの「オフィーリア」は、いつ見ても美しい。キリスト教における横死がたくさん取り上げられているが、クラーナハの「幼児虐殺」は、虐殺の凄惨さを強調している。全編を通じて、テーマがテーマだけに生々しい絵が多い。2022/11/30

姉勤

32
闇の西洋絵画史シリーズの「魔性」で女性の裸体ばかりで辟易(嘘)したが、本巻では男の裸体、しかも死体で本当に辟易(本心)。死の直後で何で裸? の疑問には、神もしくは神に準ずるものは裸形で描かれると、著者の動画で教わった。聖書や神話以外の時代が下っての絵画では着衣の描写。テーマである「横死」の意味する、非業の死って生前の業(カルマ)の報いならば、すべての死は適業のような。善であることも死を招く。死という意味では、万人に単一,平等に訪れるイベントだが、生前の生きたバリエーションをより物語っている、逆説的面白さ。2023/10/14

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